リタイヤ率55%のフェルスタッペン「運が悪すぎる、クラッチにも問題」F1オーストリアGP 2017《決勝》
9日日曜のオーストリアGP決勝は、マックス・フェルスタッペンにとってまたも忘れ去りたいレースとなってしまった。スタート直後の最初のコーナーで多重クラッシュに巻き込まれたフェルスタッペンは、1周すら走り終えることなくレースを終えた。
不運な事故もさる事ながら、フェルスタッペンはフォーメーション・ラップで既にクラッチに問題を感じていたようで、スタート時にシステムがアンチストールに入ってしまい失速したという。スタートを失敗した事が、結果的に1コーナーでのアクシデントに巻き込まれる事に繋がったあたり、昨今のフェルスタッペンの流れの悪さが深刻であることを物語っている。
チームメイトのダニエル・リカルドが5戦連続の表彰台を獲得する一方、今シーズン9戦を終えて、5回のグランプリでチェッカーフラッグを受けられなかったフェルスタッペン、そのリタイヤ率は55%を超えている。
オーストリアGP決勝後コメント
マックス・フェルスタッペン決勝: NDF, 予選: 6位
レースのスタートでクラッチに問題を抱えてたんだ。フォーメーション・ラップの時にすでに良くない兆候を感じてたんだけど。車を発進させようとしたけど、アンチストールに入っちゃってスタートで失敗したんだよね。幾つかポジションを失って引き離された後、1コーナーでの混乱に巻き込まれないようにしようとしたんだけど、リアタイヤに追突されちゃったよ。
当てられた事でクラッチのベアリングが壊れちゃってさ。皆懸命に作業に当たってくれたし、誰にも責任はないんだ。最近ずっと運がないけど、ポジティブにならないとね。今は全然良くないし、またしてもすごいガッカリだけど、まだレースはたくさんあるし、皆を前に駆り立てて行くことが大事だと思うんだ。
次のレースが良くなるといいね。長旅をして見に来てくれたオランダのファンの事を思うと残念だよ。彼らのために走れたらと思ってたのに、今日は1コーナーで全て終わっちゃったから。シルバーストンではもっと良いレースが出来るように頑張るよ。
決勝レースの詳細については、2017年F1オーストリアGP決勝結果とダイジェストを参照されたい。