「求めているのはこんな順位じゃない」と14番手アロンソ / Mclaren
第9戦F1オーストリアGP公式予選に挑んだマクラーレンは、フェルナンド・アロンソが14番手、ストフェル・バンドーンが16番手という結果に終わった。2戦連続でのダブルQ1敗退という最悪の事態は免れたとは言え、依然として厳しい現実を突きつけられた形だ。
予選を終えたアロンソは、マシンの仕上がりについては一定程度の満足感を示したものの「求めているのはこんな順位じゃない」と述べ、改善の必要がある事を訴えた。
F1オーストリアGP予選を終えて
フェルナンド・アロンソ予選: 14位, FP3: 16位
予選では全力を尽くしたよ。パッケージから最大限の力を引き出したと思うけど、残念ながら望んでいたようなポジションは得られなかった。最善の戦略を練った上で、明日の目標はポイント獲得に定める必要がある。スタート時のタイヤを自由に選択できるから、僕らにはあらゆるチャンスがあるし、比較的楽観視してるよ。
最後のアタックラップでは、最終2コーナーを残した時点で前のラップより0.2秒遅いのが分かってたから「上手く行けば遅れを取り戻せるかもしれないから全開で行け」って自分に言い聞かせたんだ。でも、結果としてはコース外に出てしまった。
幾らか楽しめたしマシンもドライブしていて良い感じだったけど、このリザルトは僕らが求めているポジションじゃない。僕らは改善し続けなきゃならない。
ストフェル・バンドーン予選: 16位, FP3: 18位
予選は大接戦だったね。僕にとっては完璧とは言えないセッションになってしまった。何か特に問題があったわけじゃないんだ。昨日はセッティングを大きく変えたりしたんだけど、今日はそのままにしてたしね。
説明するのが難しいんだけど、どういうわけかタイヤセットを履き開けるとちょっとフィーリングが変化するんだ。タイヤの準備の仕方に問題があるのか、はたまたウォームアップの仕方なのかよく分からないんだけどね。
黄色のソーセージ縁石に載っちゃったマシンは皆どこかしらを壊してたけど、その縁石には乗っていないにも関わらず、予選で僕のマシンから何かパーツが飛んでいってしまった。あれはかなり痛かったよ。
コース外に飛び出てランオフエリアまで行っちゃうとタイムをロスするわけで、どうしてあそこに縁石を置いているのかは理解できないけどね。予選結果は大体予想通りって感じだった。明日のレースについてはどうなるか様子をみてみるよ。
予選は日本時間22時からレッドブル・リンクで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがキャリア5度目のポールポジションを獲得。2番手にはルイス・ハミルトン。エンジンと車体を大幅に改良したメルセデスがフロントローを手に入れる事となった。
第9戦F1オーストリアGP決勝レースは、日本時間7月1日(日)22時10分からスタート。1周4,326mのレッドブル・リンクを71周する事で勝敗を争う。過去11回のレースを見る限りポール・トゥ・ウィンの確率は45%。追い抜けない事はないものの、コースはタイトでありオーバーテイクが容易とは言えない。