オーストラリアGPのレーススチュワードは、母国レースのダニエル・リカルド（Red Bull Racing）に、グリッド降格ペナルティを科す事を決定した。リカルドは母国ファンが見守る25日(日)に行われる決勝レースで、3グリッド降格処分を受ける事になる。

初日金曜午後に行われた2回目のフリー走行で発生した赤旗中、リカルドは赤旗の際に遵守する義務のある最小通過タイムより速いタイムでこれを通過。グリッド降格と合わせて、スーパーライセンスに係るペナルティポイント2点を加算された。

予選アタックラップ中であったリカルドは、赤旗提示に際して減速したものの、ステアリングのダッシュボード表示を誤認し、規定値より僅かに早くセクターを通過してしまった。安全性向上の為FIAは今年、レギュレーション第31条6項にレッドフラッグ中の減速義務を明示したばかりであった。

この日の午前に行われたFP1では、トロロッソ・ホンダの2台のマシンが揃ってピットレーンで速度違反を犯し、計800ユーロ、日本円にして約10万円の罰金ペナルティが科せられている。