アルファロメオ:アプグレ投入も3時間半で急降下のダブルQ1敗退「疑問だらけ」と困惑ボッタス
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アルファロメオF1チームは4月1日のF1オーストラリアGP公式予選でバルテリ・ボッタスが事実上の最下位となる19番手、周冠宇が17番手とダブルQ1敗退を喫した。
ヒンウィルの技術部門はアルバート・パークに新型ノーズ/ウイング及び改良型サイドポッド・インレットを持ち込んだが、低温路面での予選ではその効果を引き出しきれず、日曜の決勝レースに向けて後手に回る結果となった。
アップグレードについてアレッサンドロ・アルンニ・ブラービ代表は、フリー走行を通して得られたデータからは「かなりポジティブな兆候」があったものの、どういうわけかFP3から予選までの3時間半の間にクルマが「劇的」に悪化したと説明した。
ボッタスもまた「メルボルンに持ち込んだアップグレードは期待通りに機能していたように見えた」として「それだけに予選でもっと良い成績を期待していたのは否めない」と肩を落とした。
「予選に関しては疑問だらけだ。ペースは上がらず、ようやくグリップを引き出せたと思ったら、最終ラップでトラフィックに見舞われてしまった。これ以上できることはなかった」
最終プラクティスで10番手タイムを記録していた周冠宇は「FP3では良いペースが刻めていたのに、予選ではクルマの感触が全く逆になっていた。求めていたものとは正反対だった」と補足した。曰く、予選に向けてはクルマにさほど大きな変更を加えていないという。
二人のドライバーは、明らかに理想的なスタートポジションとは言えないとする一方、適切な戦略を採れば少なからず挽回できるとして、最善を尽くしたいと付け加えた。チームはトップ10フィニッシュが目標だとしている。
2023年F1オーストラリアGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手はジョージ・ラッセル、3番手はルイス・ハミルトンと、メルボルン勢が続く結果となった。
決勝レースは日本時間4月2日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5,278mのアルバート・パーク・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。日本ではDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。