アントニオ・ジョビナッツィが2019年バンディーニ賞を獲得
アルファロメオ・レーシングは、今季よりキミ・ライコネンのチームメイトとしてレギュラードライバーを務めているアントニオ・ジョビナッツィが、2019年のロレンツォ・バンディーニ賞に輝いた事を明らかにした。
授賞式は6月15日土曜にバンディーニの故郷であるイタリア・ブリジゲラ町で行われる。25歳のイタリア人ドライバーは式典に参加するために、午後3時にファエンツァのピアッツァ・デル・ポポロを出発。ブリジゲラ中心部のピアッツァ・カルドゥッチまでの公道をアルファロメオのF1マシンで走行する。1万5,000人以上のファンが沿道に駆けつけると予想される。
ロレンツォ・バンディーニ賞は、1963年のル・マン24時間レースを制した地元イタリアの国民的英雄ロレンツォ・バンディーニの名を冠した賞で、前年度に印象的な活躍を示した若手ドライバー、あるいはチーム関係者やチームに与えられる。昨年はメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが受賞した。
同賞は過去にマイケル・シューマッハやフェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネン、ジェンソン・バトン、ジャック・ビルヌーブ、セバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトン、ニコ・ロズベルグら8名のF1ワールドチャンピオンを含む25の個人・団体が受賞している。ジョビナッツィは昨年、AFコルセからル・マン24時間レースに参戦し、LMGTE Proクラス5位を獲得しているが、その他に目立ったレース活動は行なっていない。
式典にはジョビナッツィの他に、テクニカルディレクターを務めるシモーネ・レスタ、トラックエンジニアリング責任者のセビ・プヒョラー、エアロダイナミクス責任者のジャン・モンショーら、アルファロメオF1のメンバーも参加する。