シモーネ・レスタ（伊：Simone Resta）はイタリア・イモラ出身のF1エンジニア。スクーデリア・フェラーリ、ハースを経て、2025年現在、メルセデスAMG F1チームの戦略開発ディレクターを務めている。

1995年にボローニャ大学で機械工学の学位を取得し、1998年にミナルディでF1キャリアをスタートさせた。

2001年にシニア・エンジニアとしてフェラーリへ移籍。2006年からは研究開発部門の責任者を務め、2012年には副チーフデザイナーに昇格した。

その後、技術責任者であったマッティア・ビノットの片腕として活躍し、2014年には当時のフェラーリ会長セルジオ・マルキオンネのもと、チーフデザイナーに就任。2018年5月までフェラーリの設計部門を率いた。

2018年5月、レスタはテクニカル・ディレクターとしてカスタマーチームのアルファロメオ・ザウバーへ出向。その後、2019年7月末にフェラーリへ復帰し、シャシー部門の責任者に就任した。

しかし、2021年1月1日にはフェラーリの意向により、ハースF1チームへレンタル移籍。以降、2024年シーズン開幕前まで同チームのテクニカル・ディレクターを務めた。