
F1ラスベガスGP:アルピーヌ、ウェット宣言下で”異例のタイヤ規則違反”―スチュワード調査へ
2025年F1第22戦ラスベガスGPのフリー走行3回目(FP3)終了後、アルピーヌF1チームがF1競技規則に違反した疑いが浮上し、スチュワードが調査に着手する見通しとなった。
問題となっているのは、フランコ・コラピント(アルピーヌ)のタイヤ返却手続きに関する不備だ。
ウェット宣言下の「電子返却」忘れ
予選前に行われたFP3は、レースディレクターによって「ウェットコンディション」が宣言された状態でセッションが開始された。
F1競技規則第30条5項g)では、フリー走行でウェット宣言がなされた場合、チームはFP3終了から2時間以内に、インターミディエイト・タイヤ1セットを「電子的」に返却しなければならないと定められている。
だが、FIAテクニカル・デリゲートのジョー・バウアーによると、アルピーヌはコラピント車に割り当てられたインターミディエイト・タイヤに関して、期限内に返却手続きを行わなかったという。
バウアーはこの件をスチュワードに報告し、調査を求めた。
通常、こうした事務的な手続きミスに関しては、競技上のパフォーマンスに直結する違反ではないため、ドライバーへのグリッド降格ペナルティではなく、チームに対する罰金処分が科されるケースが一般的だ。
2022年のハンガリーGPでは、電子的に返却済みとしていたタイヤを誤ってアレックス・アルボンに履かせるという異例のミスを犯し、ウィリアムズに罰金1,000ユーロが科された。
また2023年のハンガリーGPでは、電子的に返却しなければならないインターミディエイト1セットを”物理的”に返却したことで、ハースが罰金を科されている。