初参戦を迎えたレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのクリスチャン・ルンガー、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で2021年8月13日に行われたインディカー第12戦ビッグマシン・スパイクド・クーラーズGP公式予選にて
Courtesy Of INDYCAR

アルピーヌF1育成のルンガー、佐藤琢磨の後任としてRLLから2022年インディカーに参戦

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アルピーヌF1育成傘下のクリスチャン・ルンガーがレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)と複数年契約を結び、2022年シーズンのインディカー・シリーズに参戦する事が発表された。

ドライブするのは今季まで佐藤琢磨が乗っていた30号車で、グレアム・レイホール、ジャック・ハーベイをチームメイトとして、2月27日にセント・ピーターズバーグで開幕を迎える来季インディカーで新たな一歩を歩む事になる。

デンマーク・ヘーデンステッド出身の20歳は2017年にアルピーヌ(旧ルノー)アカデミーに加入。同じ年にシングルシーターデビュを果たし、SMP-F4選手権とF4スペイン選手権でダブルタイトルを獲得した。

2018年にはフォーミュラ・ルノー・ユーロカップでルーキーとしてチャンピオンシップ2位に輝き、2019年のFIA-F3選手権を経て2020年にFIA-F2選手権へのステップアップを果たした。

今季もARTグランプリからF2に参戦する傍ら、8月にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)のロードコースで行われたレースでインディカー・デビューを飾り、食中毒に苦しみながらも予選4位、決勝12位という好成績を収めた。

チームの共同オーナーであるボビー・レイホールはルンガーについて「IMSでの彼のパフォーマンスには誰もが驚かされた。我々の期待を遥かに超える仕事ぶりだった」と評し「素晴らしい若者ですぐにチームに馴染んでくれたし、今後に期待している」と語った。

2度のインディ500ウィナーである佐藤琢磨は、アンドレッティ・オートスポーツに転籍したロマン・グロージャンの後任としてデイル・コイン・レーシングに移籍するのではと噂されている。