
角田裕毅は候補外…アルピーヌの2026年F1セカンドシート争いは「一騎打ち」、ブリアトーレ明かす
アルピーヌF1は2026年のセカンドシートをめぐるドライバー選考で、角田裕毅を含む外部起用の可能性を除外し、フランコ・コラピントとリザーブドライバーを務めるポール・アーロンの2人に候補を絞り込んだ。
エグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは英専門メディア『The Race』に対し、「フランコかポールのどちらかだ」と明言し、チーム内部から起用する方針を明らかにした。
これにより、角田やリアム・ローソンのアルピーヌ移籍の可能性は事実上閉ざされた。アーヴィッド・リンブラッドのF1昇格次第では彼らがシートを失う可能性があり、アルピーヌが唯一の移籍先と目されていた。
だが、ブリアトーレはマックス・フェルスタッペンを除けば、「現行F1グリッドに突出した存在はいない」との見解を示し、他チームからの補強を否定した。
copyright Alpine Racing
パドックを歩くフランコ・コラピント(アルピーヌ)、2025年F1オーストリアGP
序盤戦でピエール・ガスリーとの差に苦しんだコラピントについてブリアトーレは、直近の数戦で改善を示していると評価を改めた。またアーロンについては「すごく良いヤツだし、とても速いドライバーだ」と語り、モンツァでのFP1出走や過去のサウバーでの走行を通じて高い潜在能力を証明しているとの見解を示した。
そのうえで、「どちらがチームにとってベストかを判断するため、あと1〜2レースを見極める必要がある」と語り、近く決定を下す意向を明らかにした。
さらに「私は誰とも利害関係を持っていない。以前はグリッドの半分のドライバーをマネジメントしていたから、周囲から文句を言われて気が狂いそうだった。だが今は誰もマネジメントしていない。チームのために最良の選択をするだけだ」と強調した。
Courtesy Of Sauber Motorsport AG
セッションに向けてザウバーのガレージに向かうポール・アーロン(アルピーヌ)、2025年8月1日(金) F1ハンガリーGPフリー走行1
F1の登竜門に位置づけられるF2からの抜擢を避ける理由としては、結果の不安定さを挙げた。「あるレースで勝ったと思えば、次は14位。その次は3位で、翌週は12位。我々の時代のGP2では、ハミルトンは常に1位か2位か3位。本当に明確な指標だった。ニコ(ロズベルグ)も同じだ。だが今は違う。本当に混乱する」と不満を吐露した。
アルピーヌはすでにピエール・ガスリーとの契約延長を発表しており、残る1席の行方が焦点となっている。候補から外れたことで、角田が来季もグリッドにとどまるためのシナリオは、レッドブル残留か、あるいはレーシング・ブルズ復帰か──事実上この2択に絞られた。