アルファタウリ、2024年新チーム名はレッドブルとの関係性を表現か…ザウバー含めて発表間近
Published:
2024年にリブランドが計画されているスクーデリア・アルファタウリの新たなチーム名は、タイトルスポンサーの名前を直接冠するものではなく、標準的な「スポンサー名 + 独自チーム名」の形式となる見通しだ。
来季も角田裕毅とダニエル・リカルドのラインナップを継続する伊ファエンツァのチームは2024年に向けて、ドイツのスポーツウェアメーカー「アディダス」および、ドイツの高級ファッションブランド「ヒューゴ・ボス」と交渉中と報じられていた。
新たなチーム名としては「ヒューゴ(HUGO)」や「ヒューゴ・ボス・ブルズ・レーシング(HUGO BOSS Bulls Racing)」といった名称が取り沙汰されていたが、スポンサーの名前をそのままチーム名にする事はなく、また両者の名前がチーム名の一部を構成する事もないようだ。
独「Motorsport-Total」によると「レーシング・ブルズ(Racing Bulls)」がオプションの一つとの事で、スクーデリア・アルファタウリのピーター・バイエルCEOはかつての「トロ・ロッソ」のように、再びレッドブル・ファミリーとの関係性を表現するような名称になると説明した。
レッドブル傘下のファッションブランド「アルファタウリ」の名前を掲げる前にファエンツァのチームが名乗っていた「トロ・ロッソ」は、「レッドブル」のイタリア語訳だった。
報道では、アメリカを拠点とする2つの企業との間でタイトルスポンサー契約を結ぶ見通しとの事で、早ければ今週末のシーズン最終アブダビGP後、遅くとも12月頭に予定される2024年のエントリーリスト発表までには明らかとなる見通しだ。
バイエルによると新しいスポンサーの獲得においては、グリッドで高い人気を持つリカルドの存在が重要な役割を果たしたという。
アルファタウリと同じく、アルファロメオとのタイトルスポンサー契約が今季末を以て終了するザウバーも2024年に向けてチーム名を変更する。2026年にはアウディの名を冠する事になるが、移行期にどのようなチーム名を掲げるのかは明らかにされていない。