バーレーンテストに臨むルノーのフェルナンド・アロンソ
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フェルナンド・アロンソ、渡英断念…アルピーヌF1「A521」新車発表会を欠席

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アルピーヌF1チームは26日、今月11日に交通事故で顎を骨折したフェルナンド・アロンソが、3月2日に開催される2021年型F1マシン「A521」のローンチイベントを欠席すると発表した。

今年、3年ぶりにF1に復帰する2度のF1ワールドチャンピオンは、スイスの自宅近くでトレーニングの一環としてサイクリングをしていたところ乗用車と衝突。病院に搬送され骨折した上顎の矯正手術を受けた。

アロンソは48時間の経過観察を経て15日に退院し、現在はトレーニングを再開しているものの、ポール・リカール・サーキットで今週行われたチームのプライベートテストには参加しておらず、チームメイトのエステバン・オコンとテストドライバーのクリスチャン・ルンガーのみがルノー「R.S.18」を走らせた。

アルピーヌは来週火曜に英国で新車発表を行うが、シーズン開幕に向けてのこの重要なキックオフイベントにアロンソが参加しない事を明らかにした。イベントにはオコン、レーシングディレクターのダビデ・ブリビオ、アルピーヌCEOローラン・ロッシ、エグゼクティブ・ディレクターのマルチン・ブコウスキーのみが参加する。

チームは「公衆衛生事情とこれに関する規制に伴い、彼はマーケティング活動を行うことができず、シーズンに向けた準備に専念する事になる」と説明。参加しない代わりに、メディア向けにアロンソのインタビューを公開するとした。

英国保健社会省は2月11日、海外からの渡航者に10日間の自己隔離を義務付ける新たな入国制限を発表した。交通事故の影響でシーズンに向けた準備が遅れている事から、隔離によって活動が制限される事を避ける狙いがあるものと見られる。