
アストン、アロンソ98周走破も「ペース改善」が急務。迫るリミットに現場も危機感/2026年F1バーレーンテスト《2日目》
2026年F1プレシーズンテストは2月12日(木)、バーレーンで2日目を迎えた。アストンマーティン・ホンダは終日フェルナンド・アロンソが「AMR26」のステアリングを握り、合計98周を走破した。前日の36周から大きくマイレージを伸ばし、データ収集の面では前進を示した。
午前に55周、午後に43周を重ねたアロンソは、ロングランや複数のセットアップ比較を中心にプログラムを消化。大きなトラブルなく一日を終えた点は収穫と言える。
ただしベストタイムは、この日の最速を記録したシャルル・ルクレール(フェラーリ)から3.975秒遅れ。アロンソはタイムシートで14番手に沈んだ。ストロールが厳しい評価を下した通り、ライバルに対する純粋なパフォーマンス差が、徐々に浮き彫りとなっている。
「ペース改善の必要性は明白」アロンソが語る現状
走行を終えたアロンソは、再びマシンをドライブできた喜びを語りつつも、パフォーマンスについては冷静に現状を分析した。
「セットアップの探求を含め、予定していたプログラムはこなせた。ただ、まだやるべき仕事は多い。ペースを改善する必要があるのは明らかだ」
チームは今後数日間で蓄積されたデータを詳細に分析し、来週のテストおよび開幕戦に向けた準備を加速させる方針だ。
アロンソは「テストは常に学びの場だ。今日得た知見を活かし、万全の状態でシーズンを迎えたい」と述べ、残された準備期間の重要性を強調した。
クラックの危機感、新規定下での時間の重み
チーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックも、周回を重ねられたことに安堵しつつも、現状に満足している様子はない。
「フェルナンドとともに98周を完了できたが、この新しいレギュレーション下ではすべてのラップが重要だ。メルボルンまでに残された時間は決して多くない」と語り、タイムリミットが迫っていることに危機感をにじませた。
さらに「現時点でペースが不足していることは認識している。改善が必要な領域は特定できており、チーム全員が全力を尽くし、最高の状態でレースに臨めるよう取り組んでいる」とも述べ、ファクトリーを含めた組織全体でパフォーマンス向上に努めていると説明した。
テスト最終日となる13日(金)は、ランス・ストロールが再びステアリングを握る予定だ。初週の締めくくりとして、チームがどこまでAMR26のポテンシャルを引き出し、パフォーマンスの片鱗を見せられるかに注目が集まる。