
2026 F1バーレーンテスト《2日目》総合結果:アストン反撃の精力周回、砂と強風の混雑下でルクレール最速
2026年の第1回F1プレシーズンテスト2日目のセッションが2月12日(木)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、午前終了時点で1分34秒273のベンチマークを刻んだシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、そのままこの日の最速タイムを守り切った。周回数は140周に到達した。
一方、ランド・ノリス(マクラーレン)はこの日の最多周回となる150周を走破し、セットアップや各種パワーユニットモードへの理解を深め、C2コンパウンドながらもルクレールに0.511秒差の2番手につけた。
3番手はオリバー・ベアマン(ハース)。本テストで初めてC1コンパウンドを使いつつ、トラブルなく131周を走り込み、充実した1日を過ごした。チーム代表の小松礼雄は現状について「非常に満足しています」と振り返った。
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.
バーレーン・インターナショーキットを走行するシャルル・ルクレール駆るフェラーリSF-26、2026年2月12日(木) F1プレシーズンテスト2日目
テスト2日目はこれまでで最もコース上が混雑し、10台が同時に走行する場面も見られた。また、午後にはタイミングシステムの障害が発生。データが確認できない状況となった。さらに、バーレーン特有の砂の多さと強風の影響もあり、ほぼすべてのドライバーとチームがロックアップに苦しんだ。
アストン反転攻勢へ、過去最高周回
テスト初日、データ上でホンダ製F1パワーユニット(PU)の異常が確認され、わずか36周にとどまったアストンマーティンは、フェルナンド・アロンソが98周を走破。データ収集の面で前進し、ようやく本格的なスタートラインに立った。
もっとも、パフォーマンス面の課題は山積だ。アロンソのベストタイムはルクレールから3.975秒遅れの14番手に過ぎなかった。3日目以降、どこまでポテンシャルを引き出せるかが一つの焦点となる。
レッドブル挽回も、メルセデスは伸びず
レッドブルは油圧漏れの影響でアイザック・ハジャーが午前にわずか1周にとどまったが、午後は遅れを取り戻すべく精力的に周回。最終的に89周を走り、5番手タイムを記録した。
「中断したのは残念だけど、テスト全体計画への影響はなかった。クルマの感触は良い。今日の仕事には満足している」とハジャーは振り返った。
一方のメルセデスは、午前を担当したアンドレア・キミ・アントネッリがトラブルに見舞われ、PU一式の交換を余儀なくされた結果、3周のみの走行にとどまった。午後に作業を引き継いだジョージ・ラッセルも54周と、限定的な周回数に終わった。
2日連続で信頼性トラブルに直面した形だが、「W17」のポテンシャルが決して低くないことは明らかだ。ラッセルはルクレールから1.193秒差の4番手でセッションを締めくくった。
テストながら際どい場面もあった。セッション終盤、ターン10への進入でノリスがラッセルに接近し、フロント左タイヤをロックアップ。回避行動を余儀なくされるシーンが見られた。
また、より実戦を見据えた走行を行うチームも増えた。ルクレールとカルロス・サインツ(ウィリアムズ)の元チームメイト同士はコース上でバトルを展開。ルクレールに抜かれたサインツが数コーナー後に抜き返す場面もあった。
赤旗相次ぐも新参組は着実に周回
初日に複数のトラブルに直面したアルピーヌは、ピエール・ガスリーがロングランを中心にプログラムを順調に消化し、午前終了時点で61周を重ねて3番手につけた。
だが、残り2時間を前にピットストレートで停止し、この日3回目の赤旗が提示された。100周到達まであと3周というところだった。ガスリーは「データ上で好ましくない点が見つかり、予防措置としてマシンを止めた」と説明し、「現段階では絶対的なパフォーマンスは重視していない」と付け加えた。
その約30分前には、バルテリ・ボッタスのキャデラックからミラーが脱落し、2回目の赤旗が振られたばかりだった。さらに午前には、同じくキャデラックのセルジオ・ペレスがターン10付近でマシンを停止させ、この日の最初の赤旗の原因となった。それでもチームとしては両ドライバー合計で110周を重ねた。
同じく新規参戦のアウディは、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレートが合計115周を走破。午後を担当したボルトレートは6番手タイムを記録し、初日のデータ分析を経て、縦型インレットが特徴の新型サイドポッドを含む新パッケージで前進した様子を見せた。
2026 F1バーレーンテスト《2日目》総合結果表
| Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ルクレール | フェラーリ | 1:34.273 | 0.000 | 140 | C3 |
| 2 | ノリス | マクラーレン | 1:34.784 | 0.511 | 150 | C2 |
| 3 | ベアマン | ハース | 1:35.394 | 1.121 | 131 | C3 |
| 4 | ラッセル | メルセデス | 1:35.466 | 1.193 | 54 | C3 |
| 5 | ハジャー | レッドブル | 1:36.561 | 2.288 | 89 | C3 |
| 6 | ボルトレート | アウディ | 1:36.670 | 2.397 | 68 | C3 |
| 7 | ガスリー | アルピーヌ | 1:36.723 | 2.450 | 97 | C3 |
| 8 | ボッタス | キャデラック | 1:36.824 | 2.551 | 68 | C3 |
| 9 | アルボン | ウィリアムズ | 1:37.229 | 2.956 | 62 | C3 |
| 10 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:37.266 | 2.993 | 47 | C3 |
| 11 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:37.470 | 3.197 | 84 | C3 |
| 12 | サインツ | ウィリアムズ | 1:37.592 | 3.319 | 71 | C3 |
| 13 | ローソン | レーシングブルズ | 1:38.017 | 3.744 | 50 | C3 |
| 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:38.248 | 3.975 | 98 | C3 |
| 15 | ペレス | キャデラック | 1:38.653 | 4.380 | 42 | C3 |
| 16 | キミ・アントネッリ | メルセデス | – | – | 3 | C3 |