ウィリアムズのシミュレーターで2022年型F1マシンの作業に取り組むアレックス・アルボン (2)
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アレックス・アルボン、F1復帰に向けウィリアムズでの職務を開始「このチームは僕の意見に耳を傾けてくれる」

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アレックス・アルボンは1年ぶりのF1復帰に向けて、ウィリアムズでの職務を開始した。25歳のタイ人ドライバーはレッドブルでのテスト兼リザーブ並びにDTM参戦を経て2022年のF1グリッドにカムバックする。

仕事始めとなった今週初め、アルボンは昨年9月の契約発表以来初めて英国グローブのファクトリーを訪れた。まずはこれから共に働く仲間たちに自己紹介を行い、シミュレーターでの作業に取り組んだ。

ウィリアムズのシミュレーターで2022年型F1マシンの作業に取り組むアレックス・アルボン (3)copyright Twitter@alex_albon

ウィリアムズのシミュレーターで2022年型F1マシンの作業に取り組むアレックス・アルボン (3)

ウィリアムズのシミュレーターで2022年型F1マシンの作業に取り組むアレックス・アルボン (1)copyright Williams

ウィリアムズのシミュレーターで2022年型F1マシンの作業に取り組むアレックス・アルボン (1)

アルボンは初日を終えて「これから一緒に仕事をしていく仲間や、僕のクルマを作り上げてくれる人たちに会えて本当に刺激的だった」と語った。

「国際色豊かなチームだから、まだ覚えられていない名前がたくさんあるけど、そのうち全部覚えられると思うよ!」

「その他には、僕のガレージで働くエンジニアリングチームの面々と会った。それに、シミュレーター作業を通じて仕事のやり方や、どうすれば上手くやれるのかといった事を学ぶ事ができた」

アルボンはファクトリー内をくまなく見て回ったが、オックスフォードシャーの本拠地に慣れるには、もう少し時間がかかりそうだ。

「あらゆる場所を全て見て回ったよ。ウィリアムズはこじんまりとしたチームだと思われているけど、そうは言っても本当に大規模なんだ!」

「ここではマーケティングからエアロ、マシンショップから経理まで、本当に色んな人達が働いているんだ。大規模なチームだと思う」

「第一に、ここは田園地帯の真ん中にあるから、まずはこれに慣れなきゃならない!」

「本当に素晴らしい場所だ。すべてが一つの屋根の下にあって、あらゆる部署が本当に近くに集約されている。みんな本当にフレンドリーで、楽しい時間を過ごすことができた」

ウィリアムズでの仕事初めは”完璧”とはいかなかったようだ。

「初日に車の鍵をなくしちゃったんだけど、最終的に見つけられて良かったよ」

「夕食が載ってたトレーに置き忘れたと思ったから、ゴミ箱を探そうとしたんだけど、幸いにもシミュレータールームのソファの脇にあったんだ。ゴミを漁らずに済んで良かった!」

アレックス・アルボン、英国グローブのウィリアムズのファクトリーにてcopyright Twitter@alex_albon

アレックス・アルボン、英国グローブのウィリアムズのファクトリーにて

テストドライバーとしてレッドブル・ホンダRB16Bの開発に取り組んでいたとは言え、1年間のブランクの影響が気になるところだが、アルボンは復帰戦に向けて落ち着いた様子を見せている。

「F1に戻ってこれて本当に嬉しい。僕にとっては3年目になるわけだけど、これまでにたくさんの経験を積んでこれたと思ってる」

「今回はルーキーとして参戦するわけじゃないし、自分が何をしているのか、そして何を望んでいるのかを理解できる状況でシーズンに臨む事になる」

「このチームは僕の意見に耳を傾けてくれる。一緒に仕事ができるのは素晴らしい事だ。互いに相手の意見を聞いて、このクルマから最大限の力を引き出していきたい」