キャリア最高4位締めの角田裕毅「最終年のホンダに最高の結果をもたらしてくれた」フェルスタッペンに感謝
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はルーキーイヤーの最終戦で予選・決勝共に見事な走りを披露。キャリアベストの4位入賞という最高の結果と共にシーズンを締め括った。
メルセデス勢と並び、Q3進出組で唯一ミディアムタイヤを履いてグリッドについた角田裕毅は、24周目まで第1スティントを引っ張った後、ハードに交換。レース終盤の49周目に6番手に浮上した。
そしてニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)のクラッシュによりセーフティーカーが導入されると、ピットウォールは再度ピットインさせソフトタイヤに交換。ラスト1周でバルテリ・ボッタス(メルセデス)を抜き去り4位でチェッカーフラッグを受けた。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが「ユーキはシーズンベストの週末をまとめた」と指摘する通り、角田裕毅にとって最高のシーズンフィナーレとなったが、同時に彼は、自身をF1へと導いてくれたホンダにチャンピオンをもたらしてくれたとして、マックス・フェルスタッペンへの感謝を口にした。
最終年のホンダに最高の結果をもたらしてくれた
角田裕毅
決勝: 4位, グリッド: 8番手
信じられないような結果でシーズンを締め括る事ができて本当に嬉しいです。
今週末は全体的にクルマの調子が本当に良かったのですが、レースペースがこれほど良いとは思ってもみませんでした。
ですが、最終的にこれほど素晴らしい形でシーズンを終える事ができ、最高の1日になりました。
ここに至るまで長い道のりでしたが、大いに自信を取り戻す事が出来ましたし、最高の結果とともにオフシーズンに入れて最高です。
マックスを心から祝福したいと思います。シーズンを通して本当に激しい争いを続けてきた中、彼に相応しい結果だと思います。
また、ホンダに最高の結果をもたらしてくれた事にも感謝したいです。彼のおかげでF1最後のシーズンを最高の形で祝う事が出来ました。
22戦を通して32ポイントを重ねた角田裕毅は、ドライバーズランキング14位で2021年シーズンを終えた。
12月12日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた2021年F1最終第22戦アブダビGPの決勝レースでは、マックス・フェルスタッペンが最終ラップでルイス・ハミルトン(メルセデス)を交わして劇的なポール・トゥ・ウインを飾り、史上初のオランダ人F1ワールドチャンピオンに輝いた。