ピエール・ガスリー、今季10度目の入賞で5年目を締め括る「今年はあらゆる面で前進したシーズンだった」

グリッド上でレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを努めるDr.ヘルムート・マルコと談笑するアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2020年F1アブダビGPcopyright Red Bull Content Pool

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、12月13日(日)のF1第17戦アブダビGP決勝レースを9番グリッドからスタートし、8位入賞で2020年シーズンを締め括った。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)の3グリッド降格によって、中古のソフトタイヤを履き9番グリッドに着いたガスリーは、セルジオ・ペレスのマシンストップによるバーチャル・セーフティーカー導入のタイミングでハードタイヤに交換。その後はシャルル・ルクレール、ランス・ストロール、セバスチャン・ベッテルをコース上で抜き去り、今季10度目のポイントフィニッシュを果たした。

この結果ガスリーは、デビューから5年目のシーズンで計75ポイントを重ねてドライバーズランキング10位を獲得した。

Pos Driver Team Laps Time PTS
7 ダニエル・リカルド ルノー 55 +73.748s 7
8 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 55 +89.718s 4
9 エステバン・オコン ルノー 55 +101.069s 2

あらゆる面で前進したシーズン

ピエール・ガスリー決勝: 8位, グリッド: 9番手

8位でフィニッシュできて本当に嬉しい。バトルが満載で幾つものオーバーテイクのある激しいレースだった。

今週末はクルマの感触がそれほど良くなく全体として楽じゃなかったけど、肝心のレースで力を発揮し、冬休み前の最後のレースでポイントを更に追加できて大満足だ。

チームのみんなに今シーズンの感謝の気持ちを伝えたい。みんなと仕事ができて本当に楽しかったし、あらゆる面で大きく前進した事でミッドフィールドでしっかり戦えるようになったと思う。

今は、初勝利の余韻と今シーズンの成果をしばし楽しみたい。そして来年に向けて、更に強くなって戻ってこれるようにエネルギーをフル充電して、今年以上に力強いパフォーマンスを発揮できるよう頑張るよ。

2020年 戦歴

出走 17回
優勝 1回
表彰台 1回
入賞 10回
Q3進出 10回
決勝最高位 1位
ベストグリッド 4番手
DNF 3回
ランキング 10位
ポイント 75点

12月13日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた2020年F1最終第17戦アブダビ・グランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンが今季2勝、通算10勝目を上げて優勝した。2位はバルテリ・ボッタス、3位表彰台にはルイス・ハミルトンが滑り込んだ。

F1サーカスはこれより束の間のオフを迎える。2021年シーズンは12月15日(火)のポストシーズンテストと、年明け後のプレシーズンテストを経て、3月21日のオーストリアGPで開幕を迎える。

F1アブダビGP特集

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