シーズン最後のドライバー・フォトセッションに臨んだトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、F1アブダビGP決勝 2018年11月25日
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ピエール・ガスリー、DNFで始まりDNFで終わったシーズン「トロロッソ・ホンダでの仕事は本当に楽しかった」

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トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1最終戦アブダビGPの決勝レースで、チェッカーを受けることなく無念のリタイヤで終える事となった。

17番グリッドからスタートしたガスリーは、オープニングラップを終えて一気に13番手に浮上すると、第一スティントを引っ張り19周目にピットイン。16番手でコースに復帰した。

その後はオーバーテイクと他車のピットストップによって徐々にポジションを上げ、45周目にポイント圏内10番手に浮上。だが、その翌周にリアから白煙が上がりマシンを降りた。ホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクターによると、トラブルの原因はオイルリークだという。

今年初のF1フル参戦を果たしたガスリーは、HGU-Hのトラブルによって初戦オーストラリアGPでリタイヤを喫しており、始まりと終わりが共にリタイヤというシーズンとなってしまった。

トロロッソ・ホンダでの仕事は本当に楽しかった

ピエール・ガスリー決勝: リタイヤ, グリッド: 17位

今週末の予選と決勝は、僕らトロロッソ・ホンダにとって難しいものになってしまった。後数周でフィニッシュというところでクルマから煙が上がったんだ。何が起きたのか詳しいことは分からないけど、その時点までは凄く楽しいレースだったし、僕自身エンジョイしてた。

17番手からスタートして上手くポジションを上げて10番手に挽回し、9番手でチェッカーを受けたロマン(グロージャン)と争っていた最中のことだった。ツイてない事に僕のシーズンはDNFで始まりDNFで終わる事になってしまった。今日はトロロッソ・ホンダでの最後のレースだったから、ちょっと感傷的になってたんだ。

チームとホンダと一緒に素晴らしいシーズンを過ごしてきたから、良い結果で締め括りたかった。全体として僕のシーズンはポジティブだった。トロ・ロッソと共に仕事するのは本当に楽しかったし、共に過ごした素晴らしいシーズンを僕は決して忘れない。

来年レッドブル・レーシングと共に新たなチャプターを始める事にワクワクしてるけど、やっぱりお別れは寂しいよ。みんな僕に良くしてくれたし、自分たちの仕事に情熱を持っている素敵な人達だから。みんなと一緒に働けた事に本当に感謝してる!


55周で争われた決勝レースでは、ポールポジションのルイス・ハミルトン(Mercedes)が今季11勝目を上げた。2位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。3位表彰台にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。

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