2024年F1スプリント:マイアミと中国が初開催、6会場で実施
FIA-F1世界選手権は12月5日(火)、2024年シーズンのスプリント開催地を発表した。オーストリア、アメリカ、サンパウロ、カタールに加え、コロナ禍を経てカレンダーに復活する中国とマイアミが新たに加わる。
開催地は計6会場で今季と変わりない。今年スプリントを開催したアゼルバイジャンとベルギーは来年、通常通りのフォーマットに戻される。2024年の最初のスプリントは4月19~21日の中国GPで開催される。5月3~5日のマイアミGPも初めてスプリントを開催する。
日付 | グランプリ | 会場 |
---|---|---|
4月19-21日 | 中国GP | 上海 |
5月3-5日 | マイアミGP | マイアミ |
6月28-30日 | オーストリアGP | レッドブルリンク |
9月18-20日 | アメリカGP | COTA |
11月1-3日 | サンパウロGP | インテルラゴス |
11月29-12月1日 | カタールGP | ロサイル |
グランプリの3分の1の距離で争われるスプリントについてF1のステファノ・ドメニカリCEOは「2021年の創設以来、テレビ視聴者数、ファンにとってのエンターテイメント性、ソーシャルおよびデジタル・プラットフォームにおけるエンゲージメントの増加に一貫して貢献している。来年のエキサイティングなイベントが楽しみだ」と語った。
F1によると2023年のアゼルバイジャンGP予選の視聴者数は前年のFP2と比べて83%増、アメリカGPは139%増、ベルギーGPは34%増を記録した。
タイムスケジュールおよび関連ルールの変更については、来年1月に開催が予定されているF1コミッションで更なる議論が行われる予定だ。
スプリント向けの予選=シュートアウトは初日金曜に、グランプリ向けの予選は土曜に変更される可能性が高い。
また、クルマのセットアップが固定されるパルクフェルメの適用タイミングに関するルールが調整される可能性があるほか、スプリントのトップ10あるいは全体をリバースグリッドとする案についても検討が行われている。
モハメド・ベン・スライエムFIA会長は「我々はこのスポーツの最善を目指して継続的に適応していく必要があり、スプリントフォーマットの将来の方向性を定めるべくF1およびチームと協力している」と語った。