【F1】レッドブル、ホンダドライバー福住仁嶺の育成チーム起用を発表
レッドブルは、ホンダ育成ドライバーとしてF1デビューを目指している福住仁嶺(20歳 / 徳島県)の育成チーム加入を発表した。福住は、現在F1に参戦するホンダとレッドブル、2チームからの支援を受け、小林可夢偉以来となる日本人F1ドライバーを目指す事になる。
元F1ドライバーのDr.ヘルムート・マルコが責任者を務めるレッドブルJr.チームは、将来のF1ワールドチャンピオンの発掘と育成を目標に掲げるレーシングドライバー育成組織。F1で4連覇の偉業を成し遂げたセバスチャン・ベッテルや、アイルトン・セナの再来とまで評価されるマックス・フェルスタッペン等、これまでに数多くのトップドライバーを輩出してきた。
2018年シーズンのF1グリッドに並ぶ全20名のドライバーの内、6名がレッドブル育成プログラムの出身。先の2名以外には、ピエール・ガスリー、カルロス・サインツ、ダニエル・リカルド、ブレンドン・ハートレーが今季F1シートを獲得している
福住は昨年のGP3シリーズで2勝を挙げランキング3位を獲得、今年はTEAM無限から日本のスーパーフォーミュラに参戦するのと並行して、現レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表が設立したアーデン・インターナショナルからFIA F2にダブルエントリーする。
昨年より”F1直下のカテゴリ”とのお墨付きが与えられたF2選手権は、F1出走に必要な”スーパーライセンスポイント“が他カテゴリと比べて圧倒的に優遇されており、F1への最短ルートはF2参戦の1択となっている。F1デビューを目指す上で、福住はこれ以上ないチャンスを得たと言える。
同プログラムは福住の加入によって計7名の若手レーサーを抱える事になる。昨年同プログラムに加入し、2017年マカオ・グランプリで大逆転勝利を掴んだダン・ティクタム(18歳 / イギリス)は、今年チーム・モトパークからFIA F3ヨーロッパ選手権に参戦。
ニール・ヴァーヘイゲン(16歳 / アメリカ)はフォーミュラ・ルノー・ユーロカップに、デニス・ハウガー(14歳 / ノルウェー)はイギリスF4選手権に、ハリー・トンプソン(13歳 / イギリス)はX30クラスに、ジョニー・エドガー(13歳 / イギリス)はシニア・カートにそれぞれ参戦する。2017年CIK-FIA 欧州ジュニア選手権3位のジャック・ドオハン(14歳 / オーストラリア)のプランのみ未定。