ブラジルGPでのフェルナンド・アロンソ
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8位入賞アロンソ「最高の週末、母国ラストのマッサは見事なディフェンスを披露した!」F1ブラジルGP《決勝》

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フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダに加入後最高となる6番グリッドからブラジルGPに挑んだ。レースは終始フェラーリ時代の戦友であるフェリペ・マッサとの一騎打ち。常に1秒圏内に入るような接近戦を演じたが、空気抵抗が大きすぎるMCL32では、DRSを使ってもストレートでマッサに引き離されてしまう厳しい展開となった。

アロンソは8番手でチェッカーを受けた後、母国GPラストランのマッサを拍手で迎えた。90分に及ぶ激闘を終えてゴールラインを横切った時の両者の差は、僅か100分の2秒という僅差だった。決勝を振り返ったアロンソは、最高の週末になったと満足気に語るとともに、最後の母国レースで見事なディフェンスで応戦したマッサを賞賛した。マクラーレンのチーム代表を務めるエリック・ブーリエは「ブラボー、フェルナンド!」とその執拗な走りを褒め称えた。

アロンソ:F1ブラジルGP決勝を終えて

フェルナンド・アロンソ決勝: 8位, グリッド: 6位

全体的に言ってブラジルGPは僕らにとって満足のいくレースになったよ。6位でスタートした後の最初のコーナーで5位まで順位を上げて入賞圏内でゴールしポイントを獲得した。最高の週末だったよ。

レースを通してマシンは凄く良かったんだけど、結局オーバーテイクすることはできなかったね。ストレートで十分なスピードがなかったんだ。コーナーの出口で何度かフェリペにものすっごく近づいたんだ。その度に僕は「今こそ奴を追い抜く時だ」って思ったんだけど、DRSを使っても引き離されちゃったよ。

フェリペはすごく一貫性があったしノーミスでドライブしてたよ。フェリペにとってのF1ブラジルGP最終ラップでは、これほどまでに激しいのか思うくらい彼は素晴らしいディフェンスをしたんだ!僕に追い抜けるチャンスはなかったんだ。後ろから迫ってきたペレスに対しては順位を守れたから、チェッカーフラッグを見た時は嬉しかったね。


レースは、2番グリッドスタートのセバスチャン・ベッテルがポールのバルテリ・ボッタスを抜き去り優勝。予選ノータイム最後尾スタートのルイス・ハミルトンは、16台を追い抜く猛追をみせ4位入賞を果たした。路面温度は60度を超えていたが、タイヤのタレは少なく1ストップ作戦が主流となった。決勝の詳細は、2017年F1ブラジルGP決勝順位結果を参照されたい。

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