Q1・Q2を共に最速で飾ったマックス・フェルスタッペン、史上最年少ポール記録が期待されたF1シンガポールGP予選であったが、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1分39秒491をマークしポールポジションを獲得した。

予選後インタビューに応えたベッテルは「レース観戦に来たファンみたいに絶叫しちゃったよ！信じられない結果だ。まだアドレナリンがドバドバ出てるよ。マシンは最高に良かった」と興奮気味に語った。

フェルスタッペンは0.349秒届かず2番手に、初日を終えて強気の発言で注目を集めていたダニエル・リカルドは3番手となった。キミ・ライコネンが4番手となったことで、上位4台はフェラーリとレッドブルが占拠した。

ランキングリーダーのルイス・ハミルトンは5番手、バルテリ・ボッタスは6番手と冴えない結果を計上した。メルセデス陣営は、チーム代表のトト・ウォルフがモニターを呆然と眺めるなど、気まずい空気が流れた。

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予選Q1を3番手タイムで通過したフェルナンド・アロンソは8番手、今週末たびたびアロンソを従えていたストフェル・バンドーンは9番手と、最後の最後でアロンソの後塵を拝した。マクラーレン・ホンダ勢に先行したのはルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、コンマ1秒ほど上回った。

ルノーへのレンタル移籍が決まったカルロス・サインツは10番手、トップ10ギリギリに滑り込んだ。チームメイトのダニール・クビアトはQ2敗退を喫し13番手と言う結果だった。

20コーナーにオイル漏れ処理がなされたこともあり、予選Q1は路面が滑りやすい状態でスタートした。各車が周回数を重ねることでコンディションは急速に改善、終盤にタイム計測に出たドライバーは軒並み好タイムを連発した。コンディションはドライ、気温28度、路面温度は33度であった。

前戦イタリアで2台揃ってQ3進出を果たしたフォース・インディアは、セルジオ・ペレスが12番手、エステバン・オコンが14番手とQ2で敗退した。

ここ数戦に渡って悲惨な土曜日を過ごしているウィリアムズは2台ともがQ1敗退となった。17番手はフェリペ・マッサ、21コーナーのアウト側に右リアタイヤをぶつけてしまいホイールを破損、タイム計測が1回に留まった。18番手はランス・ストロール、高いダウンフォースが必要とされるコースでは、今季のウィリアムズは為す術を持たない。

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ハース勢はドライバーによって命運が分かれた。ロマン・グロージャンはウォールとの比較的大きな接触があったものの、脱落ラインギリギリのところでQ2に進出し15番手、ケビン・マグヌッセンはQ1敗退で16番手となった。

ギアボックス交換によって決勝での5グリッド降格が決まっているザウバーのマーカス・エリクソンは最下位、セットアップ不足もあって22コーナーで壁に接触する場面も見られた。予選Q1を一番乗りでコースに出ていったパスカル・ウェーレインは、エリクソンを0.5秒上回り19番手という結果だった。

2017年F1第14戦シンガポールGP予選リザルト

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