copyright sauberf1team.com
松下信治がサウバーからF1テスト参戦、待望の日本人F1ドライバーの夢近づく
来季よりホンダエンジンを搭載するザウバーF1チームは、8月1日より行われるF1インシーズンテストに、日本人ドライバーの松下信治を起用することを明らかにした。埼玉県出身のレースドライバーである松下は、今季はマクラーレン・ホンダのテスト兼開発ドライバーを務めながら、ARTグランプリからF1の下位カテゴリーであるF2に参戦している。
「4歳の時、ミハエル・シューマッハがF1でレースをしているのを観て魅了されました。あれ以来、F1ドライバーになることが僕の夢になりました。初めてのF1でのテストにすごくワクワクしています。ハンガロリンクでサウバーC36フェラーリをドライブすることを楽しみにしています」
テスト参戦の発表に際して松下このように語り、ザウバーへの感謝を述べた。モニシャ・カルテンボーンに代わってザウバーのチーム代表に就任したフレデリック・バスールは、松下はF1マシンをテストする資格があると語った。
「F1テストという素晴らしいチャンスを信治に与えられることを嬉しく思っています。彼にはその資格があります。ARTグランプリでF2デビューを果たして以来、私は彼の成長を細やかにフォローしてきました。彼は毎年そのパフォーマンスを向上させ続けています。今回のテストによって、彼のF1ドライバーになるという夢は一歩前進することになるでしょう」
ハンガリングでの2回目のF1イン・シーズンテストでは、松下信治は2日目のテストでザウバーC36のステアリングを握る予定となっている。