長谷川祐介
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ホンダF1長谷川「スペック3の新エンジンなら、もっと良い結果が得られた」F1アゼルバイジャンGP 2017《予選》

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2台ともが予選Q1敗退という屈辱の結果に終わってしまったマクラーレン・ホンダ。決勝で40ものグリッド降格を科せられるフェルナンド・アロンソは、予選では本気でタイムアタックしていなかったと語り、結果は実力を反映していないと主張したが、ホンダF1の総責任者を務める長谷川祐介は、その失望を隠そうとはしなかった。

ホンダF1は、今週末のF1アゼルバイジャンGPに”スペック3″と呼ばれる性能の向上した新しいエンジンをアロンソのマシンに投入も、グランプリ2日目の土曜日に以前の旧仕様のエンジンに載せ戻している。これは、FP2で発生したギアボックストラブルによって、新型エンジンにダメージが及んだ可能性があるのがその理由の1つだとされる。

予選前日に「エンジンパワーの向上という点で確実に進歩している」と語っていた長谷川は、新型エンジンさえあればもっと良い予選結果が得られた、と主張する。事実新型パワーユニットを積んだアロンソは、FP2で一時、全20マシン中3番目に速い時速342.4kmをマークしていた。

6月24日(土)の予選を振り返って発表された長谷川のコメントを以下に紹介する。

ホンダF1:予選を終えて

長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者

バクー市街地コースは長いストレートを持つパワー重視のサーキットですので、今日の予選が難しいものになる事は予想していました。予選の結果がどうあれ、ペナルティーによってグリッド後方からスタートする事は分かっていましたから、チームにとっては二重の厳しさがありました。

ただ、そうは言っても私たちは予選Q2に進出できる可能性があると考えていましたので、両方のマシンが最初のセッションで脱落してしまったのは残念でした。FP2でのフェルナンドのギアボックストラブルの後で、我々は彼のエンジンを以前のスペック2のものに戻しましたが、昨日はエンジンパワーが改善しているのを確認できていましたので、それがあればもっと良いグリッドを獲得できていたと考えています

明日の決勝ではグリッド後方からスタートする事になりますが、我々の才能あふれるドライバー達は、全力で走り続け最善の結果を成し遂げてくれると確信しています。このサーキットが難しい理由の1つには狭いコース幅が挙げられますが、これは我々に幾らかのポイント獲得のチャンスをもたらしてくれる可能性があります。


2017年第8戦F1アゼルバイジャンGP予選の模様については予選の結果とダイジェストを参照されたい。

F1アゼルバイジャンGP特集