奮わぬメルセデスAMG「ポール・ポジション争いは可能」F1アゼルバイジャンGP 2017《初日》
FP1では5番手と6番手、FP2ではバルテリ・ボッタスが2番手タイムを記録し持ち直したものの、ルイス・ハミルトンは10番手と奮わなかった最強メルセデスAMGペトロナス。
他のチーム同様、フロントタイヤの熱入れに苦しんた両ドライバー。バクー市街地コースはフロントタイヤが冷えてしまう超ロングストレートがある一方、温度が上げられるような高速コーナーのセクションは存在しない。シーズンを通して、ハミルトンよりも上手くタイヤをマネージメントしているボッタスが先行した。
グランプリ初日の走行では、レッドブル勢がコンスタントに好タイムを記録しており、メルセデスには赤信号が灯っているように見受けられるが、ボッタスによればポール・ポジション争いは可能だと言う。F1アゼルバイジャンGP金曜初日のセッションを振り返って、シルバーアローの2人のドライバーがコメントを発表した。
メルセデス:グランプリ初日を終えて
バルデリ・ボッタスFP1: 6位, FP2: 2位
1回目のプラクティスはかなり難しかったよ。車のセットアップに苦労してしまって、マシンバランスがかなり悪かったんだ。良いバランスが得られるタイヤ温度までもっていくのに何周も走る必要があったんだ。FP1は楽しいセッションにはならなかったけど、僕らはFP2に向けて車に幾つかの変更を施したんだ。そしたら、マシンは快適になったよ。
僕らは正しい方向に進んでいるから、今夜またステップアップできれば良いね。ハードに取り組むつもりだし、ゲインを見つけることが出来ればポール・ポジションをかけて戦えると思うよ。
ルイス・ハミルトンFP1: 5位, FP2: 10位
難しい1日になっちゃったね。ここは厳しいサーキットだし、今日は1日をかけて取り組むべき幾つかの課題があったんだ。予選で前に出るためにはまだたくさんやる事があるけど、FP2でのバルテリのタイムは希望の持てるものだったから、車にペースがあるのは間違いないよ。心強いね。
週末全体に渡って車のペースを引き出すためにはどうしたら良いのかについて、今夜はまさに皆で知恵を出し合う時だよ。
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