
衝撃の0.837秒差、ラッセル圧巻PPの裏で首位アントネッリに悪夢 / F1アゼルバイジャンGP 2026《予選》結果と詳報
2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPの公式予選が9月25日(金)に行われ、ドライバーズ選手権をリードするチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリがQ1でクラッシュする波乱のなか、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分42秒526の最速タイムを記録し、7戦ぶりにポールポジションを獲得した。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)が0.837秒差の2番手、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が0.838秒差の3番手に続いた。
ラッセル圧倒、2番手争いは0.001秒差
マクラーレンは他のトップチームと異なり、Q3で新品ソフトタイヤを2セット投入した。ピアストリは最初のアタックで3台分のトウを得て暫定ポールに立ったものの、週末を通して速さを見せてきたラッセルが、最終アタックでアイザック・ハジャー(レッドブル)のトウを使って大幅にタイムを更新した。
「久しぶりだから、やっぱりうれしい。F2やF3時代も含めて、キャリアで一番大きな差をつけたポールかもしれない」とラッセルは語った。
「すごく気持ちのいいラップだった。この週末はクルマの感触がとても良くて、こういうコースであんなふうにすべてをまとめられると、本当に最高の気分になる」
最終アタックについては、「完璧なラップだった。ハジャーの後ろでちょうどいい間隔を取れて、いいスリップストリームをもらえた。あのバックストレートで、さらに0.1〜0.2秒くらい稼げたと思う。すごく良かった」と振り返った。
これまでバクー市街地コースでポールを重ねてきたルクレールは、ピアストリをわずか0.001秒上回ってフロントロウを確保。ハジャーが4番手に続いた。
ノリス痛恨ミスでフェルスタッペンも餌食に
ランド・ノリス(マクラーレン)は最終アタックのターン3でロックアップし、5番手に終わった。その後方を走っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)もアクセルを緩めざるを得ず、8番手にとどまった。
両者の間には、6番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)と、中団最上位となる7番手を獲得したピエール・ガスリー(アルピーヌ)が入った。
カルロス・サインツ(ウィリアムズ)は、軽量化と空力の刷新を受けたBスペック版FW48で9番手を記録。一方、チームメイトのアレックス・アルボンはQ2で13番手にとどまり、計測ラップでトウを得られなかったと嘆いた。
フランコ・コラピントが10番手に入り、アルピーヌは2台をQ3に送り込んだ。
アントネッリ衝撃クラッシュで16番手
予選は衝撃の展開で幕を開けた。アントネッリはQ1で、ターン1のイン側のウォールに左フロントを接触させ、サスペンションを破損した。ピットに戻ろうとしたが、セッション中の修復は難しいとして、チームから停車を指示された。
「みんな、ごめん」と無線で謝罪すると、レースエンジニアのピーター・ボニントンは「気にするな、キミ」と応じた。それまでに記録した1分45秒504でQ1は通過したものの、走行を再開できず、Q2ではタイムを残せなかった。
オリバー・ベアマン(ハース)はQ3進出に0.092秒届かず、11番手で敗退。チームメイトのエステバン・オコンはベアマンから0.241秒差の14番手となった。
レーシング・ブルズ勢もQ3に届かず、リアム・ローソンが12番手、アーヴィッド・リンブラッドが15番手で予選を終えた。
大幅改良のアウディはダブルQ1敗退
アウディはR26に広範な改良を投入した。ノーズ、ウイング、翼端板、サスペンションなどフロント周辺を全面的に刷新し、新たなフロアやディフューザーも持ち込んだが、ガブリエル・ボルトレートが17番手、ニコ・ヒュルケンベルグが18番手で、ともにQ1を突破できなかった。
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)はキャデラックの2台を上回ったものの、前方のヒュルケンベルグから0.673秒離れた19番手。セルジオ・ペレス(キャデラック)が20番手に続いた。
ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)は21番手で、ペレスとの差は0.679秒と大きく開き、22番手のバルテリ・ボッタス(キャデラック)を上回るにとどまり、アストンマーティン・ホンダも2台そろってQ1敗退となった。
決勝レースは日本時間9月26日(日)20時にフォーメーションラップが開始され、1周6003mのバクー市街地コースを51周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第15戦 アゼルバイジャンGP 予選リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:43.615 | 1:43.462 | 1:42.526 | 26 |
| 2 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:44.360 | 1:43.780 | 1:43.363 | 23 |
| 3 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:45.014 | 1:43.814 | 1:43.364 | 22 |
| 4 | 6 | ハジャー | レッドブル | 1:44.161 | 1:43.880 | 1:43.500 | 21 |
| 5 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:44.571 | 1:44.020 | 1:43.672 | 21 |
| 6 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:44.260 | 1:44.037 | 1:43.858 | 22 |
| 7 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:44.489 | 1:44.106 | 1:44.047 | 20 |
| 8 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:44.041 | 1:43.706 | 1:44.081 | 24 |
| 9 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:45.104 | 1:44.629 | 1:44.566 | 25 |
| 10 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:45.106 | 1:44.683 | 1:44.963 | 21 |
| 11 | 87 | ベアマン | ハース | 1:45.228 | 1:44.775 | 17 | |
| 12 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:45.535 | 1:44.860 | 18 | |
| 13 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:45.031 | 1:45.001 | 17 | |
| 14 | 31 | オコン | ハース | 1:45.039 | 1:45.016 | 18 | |
| 15 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:45.381 | 1:45.106 | 16 | |
| 16 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:45.504 | 5 | ||
| 17 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:45.799 | 10 | ||
| 18 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:45.920 | 10 | ||
| 19 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:46.593 | 9 | ||
| 20 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:46.658 | 9 | ||
| 21 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:47.337 | 9 | ||
| 22 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:48.290 | 10 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 25℃ |
| 路面温度 | 39℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1アゼルバイジャンGP |
|---|---|
| セッション種別 | 予選 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | バクー市街地コース |
|---|---|
| 設立 | 2016年 |
| 全長 | 6003m |
| コーナー数 | 20 |
| 周回方向 | 時計回り |