
”異変”はその前から…フェルスタッペンが語る「不可解クラッシュ」の真相、F1オーストリア予選ポール争いで大波乱
2026年F1第8戦オーストリアGP公式予選で痛恨のクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、その原因について「何が起きたのか分からない」と困惑を口にした。
フェルスタッペンは、Q2で中古タイヤによる1回のアタックに懸けるハイリスクな戦略を採り、新品ソフトを温存。11番手のピエール・ガスリー(アルピーヌ)をわずか0.040秒差で上回り、Q3進出を決めた。
Q3では最初のアタックで驚異的なタイムを記録し、一時は暫定ポールに立ったものの、最終アタックのターン9で高速スピンを喫してクラッシュした。これにより黄旗が提示され、5番手に終わった。
ターン6から始まった「異変」
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Q3でクラッシュしてバリアに突っ込むマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2026年6月27日(土) F1オーストリアGP予選(レッドブル・リンク)
フェルスタッペンによると、クラッシュしたターン9以前の段階から、マシンに奇妙な挙動があったという。
「あのコーナーでは、これまで一度もリアが失われることはなかった」とフェルスタッペンは振り返る。
「そもそもあのラップでは、すでにターン6への進入で挙動が大きく乱れる瞬間があったんだ。少し奇妙だった。今週末を通して、ああいうことは一度もなかったからね」
さらにターン9では、修正舵を当てる間もないほど突然マシンの挙動が変化したと説明した。
「ターン9では、ステアリングを切った瞬間に終わってしまった。少しリアが滑ったというレベルじゃなく、いきなり完全にコントロールを失ったんだ」
「かなり変な感じだったし、これから原因を調べてみるつもりだ」
クラッシュなくともポールは届かず
クラッシュがなければ、より上位のグリッドを獲得できた可能性は高かった。だがフェルスタッペンは、その場合、メルセデス勢によるフロントロウの独占は避けられなかったと冷静に分析する。
「現実的には3番手は獲れただろうから少し残念だ。5番手よりは良かったはずだ」
一方で、決勝については楽観視していない。
ホームグランプリで大規模な空力アップグレードを投入したレッドブルだが、フェルスタッペンは予選での一発の速さを評価しつつも、決勝で上位勢と互角に戦うにはなお課題が残るとの認識を示した。
「たとえ3番手だったとしても、僕らはスタートで苦戦しているから、結局は5番手あたりまで下がることになっただろうね。それが今の僕らの現実だ」とフェルスタッペンは指摘した。
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クルマに乗り込みコースインの指示を待つマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2026年6月27日(土) F1オーストリアGP予選(レッドブル・リンク)
この件に関してチーム代表のローラン・メキーズは、「マックスに避ける術はなかった」と説明し、全面的にチーム側の責任を認めた。
2026年F1オーストリアGP予選では、黄旗の遵守をめぐる物議を経てジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール、3番手にルイス・ハミルトンと、その後方をフェラーリ勢が占める結果となった。
決勝レースは日本時間6月28日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4326mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。