最多周回ウィリアムズ、わずか1日でアストン超え「悪い癖なし」にじむFW48への手応え/2026年F1バーレーンテスト《初日》

  • Published:
  • Googleで優先するソースとして追加する

バーレーンでの2026年F1プレシーズンテスト初日、全チーム中最多の周回数を刻んだのはウィリアムズだった。カルロス・サインツとアレックス・アルボンが交代で「FW48」をドライブし、合計145周を計上した。さらにアルボンは、18名中10番手のベストタイムを記録した。

もっとも、テスト初日のタイムや周回数のみで勢力図を断定することはできない。それでも、出遅れが懸念されていたウィリアムズにとっては、大いに意味のある一日となった。

ウィリアムズは車体の製造遅延により、バルセロナでのシェイクダウンを唯一欠席。その後、ウェットコンディションのシルバーストンで独自にシェイクダウンを実施し、さらに今週月曜にはバーレーンでもフィルミングデーを利用して走行を行った。いずれも上限の200km近い距離を走破したという。

そして迎えた本テスト初日。午前を担当したサインツ、午後のアルボンともに大きなトラブルなく周回を重ね、145周に到達した。距離にして784kmに及ぶ。これは、アストンマーティン・ホンダがバルセロナでの2日間のシェイクダウンとバーレーンテスト初日で重ねた総走行距離を、わずか1日で上回る数字だ。

オフシーズン中には、FW48が最低重量を大幅に超過しているとの憶測も広がった。20〜30kg重いとの噂もあった。一方、チームが公表した公式値は772.4kgで、最低重量を4.4kg上回っていた。

チーム代表のジェームズ・ヴァウルズは、この公式値は「プレス向けの数値」だとしつつ、実際の重量は明かさなかった。ただし、開幕後の数戦で軽量化を進める方針を示し、現状で一定の重量超過があることを事実上認めた。

重量面で課題を抱えているとはいえ、初日に145周を走破できたことは、データ収集の観点からも、そしてバルセロナを欠席しながらも堅実に走行できる状態にあることを示した点でも、前向きな材料と言える。

ヴァウルズは、期待値を過度に高めることに慎重な姿勢を示しつつも、FW48に「悪い癖は見当たらない」と語り、一定の満足感をにじませた。

「ドライバーからのフィードバックは今のところ総じてポジティブだ。バランスは大きく外れている感じではない。しかも、まだセットアップ作業をほとんどしていない段階だ。明日に向けて良いベースラインができた」