ホンダF1、全メーカーに先駆け2026年型パワーユニットの”咆哮”を初公開。MGU-H撤廃でサウンドはどう変わる?

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2026年、F1は新たなパワーユニット(PU)規定と共に生まれ変わる。その「産声」を世界で最初に上げたのは、我らがホンダだった。

ライバルメーカーが沈黙を守る中、ホンダ・レーシング(HRC)は12月12日、ソーシャルメディアを通じて2026年型PUのサウンドを公開。開発が順調に推移していることを、鮮烈な”音”でアピールした。

世界初公開「2026年の鼓動」

公開されたのは、「Our soundtrack for 2026(我々の2026年のサウンドトラック)」と銘打たれた約20秒間のショートクリップだ。

このサウンドは、ダイノ上でのシミュレーションと思われる。低回転から7速まで小気味よく吹け上がるシフトアップ音、全開域での鋭い高周波、そして減速時に刻まれるブリッピング──いずれも極めてクリアに録音されている。

現行レギュレーションではコース上でのテストが禁止されているため、これは研究所のベンチテスト音源と考えられる。来季のアストンマーチン「AMR26」に搭載される“次世代の心臓部”は、すでに鼓動を始めている。

MGU-H撤廃がもたらす変化

ファンの最大の関心事の一つは、「今の音とどう変わるのか?」だろう。

2026年からは、熱エネルギー回生システムのMGU-Hが撤廃される。2014年から採用されてきたMGU-Hは、排気からエネルギーを回収する一方、構造的に排気音を吸収し、消音効果を生む側面があった。

MGU-Hが消滅することで排気音はよりクリアかつ、大音量になるとも期待されている。一方で、燃料消費量が減少することから、逆に音量は下がるとの見方もあるが、今回ホンダが公開したサウンドは、“新世代”への期待を高める十分な迫力を帯びている。