リザーブ日本勢、難条件下でチームに貢献「ハースと共有、噛み合っている」と平川「シムとの違い、大きな収穫」と岩佐

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2025年F1第20戦メキシコGPの金曜フリー走行1(FP1)で、ハースの平川亮とレーシング・ブルズの岩佐歩夢が、標高2,200メートル超の高地エルマノス・ロドリゲス・サーキットで貴重な経験を積んだ。

このセッションでは、F1競技規則によるルーキードライバー起用義務の一環として、9チームがルーキードライバーを起用するという異例の展開に。メキシコ特有の低グリップコンディションと激しいトラフィックの中、両者はそれぞれのプログラムを着実にこなした。

平川:3度目のVF-25「すべてがうまくかみ合っている」

ガレージでハースVF-25に乗り込む平川亮、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)Courtesy Of Haas

ガレージでハースVF-25に乗り込む平川亮、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)

チームのリザーブドライバーを務める31歳の平川にとって、ハースからのFP1出走は今季3度目。オリー・ベアマンに代わって出走し、レギュラードライバーのエステバン・オコンから1.035秒遅れの16番手につけた。

まずハードタイヤでベースラインを確立後、ソフトタイヤに切り替えて1分20秒073のベストタイムを記録。セッション終盤には再びハードタイヤでロングランに取り組み、計27周を走破した。

「20台が走るにはコースがかなり短いので、トラフィックのマネジメントが難しく、とても慌ただしいセッションでした」と平川は振り返る。

「エルマノス・ロドリゲス・サーキットを走るのは今回が初めてで、たくさんのクルマの中でコースを覚えながら、タイヤとトラフィックの両方をコントロールする必要があり、本当に忙しい一日でしたが、プログラムはすべて問題なく完了できたので、その点は満足しています」

「チームが進もうとしている方向性はしっかり理解していますし、自分も完全に同じ考えで動けているので、すべてがうまくかみ合っています。次にまた自分がステアリングを握るアブダビが本当に楽しみです」

ハースのチーム代表、小松礼雄は「ここメキシコはいつも序盤のグリップが非常に低く、難しいコンディションとなりますが、亮は周回を重ねるごとにペースを上げていき、しっかりと走行を重ねてラップ毎にタイムを削っていきました」と評価した。

岩佐:VCARB 02初走行「シムとの違いを体感、大きな収穫」

エルマノス・ロドリゲス・サーキットでレーシング・ブルズVCARB 02をドライブする岩佐歩夢、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1Courtesy Of Red Bull Content Pool

エルマノス・ロドリゲス・サーキットでレーシング・ブルズVCARB 02をドライブする岩佐歩夢、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1

一方、レーシング・ブルズのリザーブドライバーを務める24歳の岩佐は、VCARB 02での初走行に臨み、レギュラードライバーのアイザック・ハジャーから0.744秒遅れの17番手、1分20秒153をマークした。

「今日はしっかりとしたプログラムで臨むことができ、セッションを通して多くの周回を重ねられました。僕にとってもチームにとっても良い走行になったと思います」と岩佐は振り返る。

「実際のマシンとシミュレーターの違いを体感できたのは大きな収穫で、今日の経験は今後のシム作業にも生きると思います。次にまたクルマに乗るチャンスをいただけるなら、今回よりもさらに良い走りをお見せできるよう頑張りたいです」

チーフレースエンジニアのマッティア・スピーニは「アユムはクリーンにセッションを過ごし、予定性していたプログラムを全て終わらせ、週末の準備に役立つフィードバックをもたらしてくれた」と評価した。

夢のF1へ、着実に積み上げた一歩

平川はバーレーン、スペインに続く今季3度目のVF-25でのFP1出走で、着実に経験値を積み上げた。VCARB 02での初走行ながら、岩佐も落ち着いた走りを見せた。2人とも、将来的なF1参戦を見据えつつ、一歩ずつ着実に歩みを進めた。

今回の経験がすぐにF1シートに直結するわけではないものの、メキシコGPで得た貴重な走行データと経験、そして感覚は、彼らのキャリアにおいて確かな財産となるはずだ。


2025年F1メキシコGPの初日FP2をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.153秒差で退けた。3番手にはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続く結果となった。

フリー走行3(FP3)は日本時間10月25日(土)26時30分から、公式予選は同日30時より1時間にわたってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNおよびフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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