角田裕毅「一貫性のある久々の金曜」に手応え、7番手連取の好発進 ― 視線の先にはフェラーリと”妥協点”

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2025年F1第20戦メキシコGP初日、角田裕毅(レッドブル)はフリー走行1・2(FP1/FP2)ともに7番手タイムを記録し、好調な滑り出しを見せた。

「かなり満足できる金曜日になったと思います。こうして全体的に一貫性のある金曜を過ごせたのは久しぶりなので、結構満足しています」

セッション後、角田は改善の余地を認めつつも手応えを示し、久々の好調な初日に自信を深めている様子を見せた。

グランドスタンドでフェラーリのキャップを被り角田裕毅(レッドブル・レーシング)を応援するファン、2025年10月24日(金) F1メキシコGPフリー走行(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

グランドスタンドでフェラーリのキャップを被り角田裕毅(レッドブル・レーシング)を応援するファン、2025年10月24日(金) F1メキシコGPフリー走行(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)

角田、安定した走りを維持

FP1では、マックス・フェルスタッペンの代わりに走行したルーキーのアーヴィッド・リンブラッドに0.093秒遅れの7番手。レギュラードライバーとして唯一ルーキーに後れを取ったが、チーム代表ローラン・メキーズも認めるように、両者は異なるプログラムに取り組んでおり、単純比較は意味をなさない。またリンブラッド車には新型フロアが搭載されていた。

角田裕毅とアーヴィッド・リンブラッドのフロア・サイドポッド下部の比較、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)copyright Formula1 Data

角田裕毅とアーヴィッド・リンブラッドのフロア・サイドポッド下部の比較、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)

一方、FP2ではフェルスタッペンが復帰。角田はミディアムタイヤで0.535秒、ソフトタイヤで0.491秒の遅れを取った。

とはいえ、レッドブルは今回、新型フロアを含むアップグレードパッケージを投入しており、両者のマシンスペックには差があった。実際、フェルスタッペンはセッション序盤からフロービズを付けて周回し、アップデート効果の検証に取り組んでいた。

角田は残り20分の時点でターン2の縁石に激しく乗り上げ、フロアへの影響を懸念する無線を飛ばしたが、ガレージでの点検後に再びコースへ。ミディアムタイヤでのロングランをこなし、問題なくセッションを終えた。

フリー走行中、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとフレデリック・ベスティをリードする角田裕毅のレッドブルRB21、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

フリー走行中、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとフレデリック・ベスティをリードする角田裕毅のレッドブルRB21、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)

フェラーリ好調、“妥協点”を探る角田

初日はフェラーリの速さが際立った。FP1ではシャルル・ルクレールがトップタイムを記録し、FP2でもフェルスタッペンに0.153秒差の2番手をマーク。高地のエルマノス・ロドリゲス・サーキットで、フェラーリはレッドブルにとって強力な対抗馬となり得るポテンシャルを見せた。

角田は「金曜としてはこれまでよりも良い状況にあると思います」と前向きに語りつつも、「改善の余地はまだあります。特にロングランでは課題がありますし、ショートランに関しても同様です」と冷静に分析する。

逆転タイトルを狙うフェルスタッペン、そしてメルセデスやフェラーリとのコンストラクターズ2位争いを繰り広げるレッドブルにとって、角田が予選と決勝の両方で確実に上位に食い込めるかどうかは極めて重要だ。

そのためには、課題であるショートランとロングランの双方で高い競争力を発揮できるセットアップを見つけ出す必要があるが、角田はその難しさをこう語る。

「簡単ではないですね。見直すべきことはたくさんありますし、明日に向けて最適化できる部分も確かに存在します。全体的なバランスは悪くありませんが、特定の部分で少し苦戦しています。ただ、それはこのサーキットでは例年のことなんです」

「一方でフェラーリ勢はその点で上手くやっています。僕らとしては妥協点を見つけ、クルマの強みを少しでも伸ばせるようにできる限りのことを探っていきます」

ロングランに関してはフェルスタッペンも不満を抱いており、角田のみならずチーム全体として解決すべき”懸念材料”となっている。久々に手応えを掴んだ金曜を経て角田は土曜日に向け、チームとともにセットアップの最適化という次なる課題に挑む。

ファンと交流する角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ファンと交流する角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年10月24日(金) F1メキシコGP FP1(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)


2025年F1メキシコGPの初日FP2をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.153秒差で退けた。3番手にはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続く結果となった。

フリー走行3(FP3)は日本時間10月25日(土)26時30分から、公式予選は同日30時より1時間にわたってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNおよびフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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