
ガスリー、角田裕毅を“逆批判”「あれはあり得ない」―米予選で勃発した譲り方バトル
2025年F1第19戦アメリカGP予選で「進路を阻まれた」とする角田裕毅(レッドブル)からの抗議に対し、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が反論。ドライバー間で共有されている“暗黙のルール”を破り、ラップを妨げたのは角田の方だと“逆批判”で応じた。
Q2で発生した“譲り方”をめぐるすれ違い
Q2最終アタックで、角田はターン15への進入前にスロー走行中のガスリーに遭遇した。レーシングラインを外れるのが遅いと感じた角田は、「ブロックされた!」と無線で声を荒げた。最終的には13番手でQ2敗退。Q3進出には0.228秒届かなかった。
セッション後、角田はグリッド上の親友であるガスリーへの敬意を見せつつも、不満を隠さなかった。
「アルピーヌが文字通り、進路上にいました。おそらくチーム内のコミュニケーションに問題があったのでしょうが、そのせいでかなりのタイムを失いました。あれがなければQ3に行けていたと思います」と悔しさをにじませた。
ガスリー「ルールを破ったのはユーキの方だ」
一方、英専門メディア『The Race』によるとガスリーは予選後、角田の抗議に真っ向から反論し、”ドライバー間の暗黙のルール”を破ったのは角田であり、批判される筋合いはないと主張した。
「ユーキはご機嫌ななめみたいだけど、僕らドライバー同士では、どう譲るべきかは周知の話なんだ。セクター1の真ん中で譲るなんて、あれはあり得ない。なのに、僕の譲り方が気に入らなかったらしい。理解できないね。全然筋が通ってない」
ガスリーが言及したのは、角田がセクター1で彼を先に行かせた場面だ。予選ではスローダウン中のドライバーがアタックラップ中のドライバーを先に行かせる際、適切な場所とタイミングで行うという暗黙のルールがある。
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F1アメリカGPの舞台、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのコースレイアウト図
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)のセクター1は高速コーナーが連続するため、中途半端な位置で譲ると、追い抜く側がダーティエアの影響を受け、ライン取りを乱すリスクがある。ガスリーによれば、角田は不適切な場所で自身に進路を譲ったという。
「僕はベストを尽くしたつもりだけど、彼(角田)は明らかにそうじゃなかった。そのおかげで僕は少しタイムを失ったんだ」とガスリーは主張した。
今回の一件は接触も明確な妨害も伴わなかったため、スチュワードが調査を行うことはなかった。