
ラッセル、マックスを破り今季2度目ポール!角田はグリップ不足でQ2敗退 / F1シンガポールGP 2025《予選》結果と詳報
2025年FIA-F1世界選手権第18戦シンガポールGPの予選が10月4日、マリーナベイ市街地コースで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.192秒差で抑え、今季2度目のポールポジションを獲得した。角田裕毅(レッドブル)は14番手に終わった。
ラッセルはFP2でのクラッシュを見事に挽回。Q1の1回目の計測でコースレコードを更新して暫定トップに立つと、最終アタックでさらに0.007秒短縮し、1分29秒158を記録。ポール・トゥ・ウインを飾ったカナダGP以来のポールを掴んだ。
フェルスタッペン、ノリスの影響で更新ならず
フェルスタッペンは最後のアタックでのターン16〜17進入時にランド・ノリス(マクラーレン)のスロー走行に遭遇し、わずかに減速。無線で苛立ちを見せた。結果、タイムを更新できなかった。
予選後には「前に2秒遅れでクルージングしているクルマがいたら、こうなるさ」と語り、「あれはオスカーじゃない」と付け加え、ノリスの影響を示唆した。
マクラーレン勢はポール争いに加われず、選手権リーダーのオスカー・ピアストリが0.366秒差の3番手。ノリスはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に0.049秒及ばず、2列目を逃して5番手にとどまった。
フェラーリ勢はルイス・ハミルトンが6番手、シャルル・ルクレールが7番手に並んだ。
ハジャーが中団最上位、アストンは明暗
週末を通して好調を維持していたアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)は、オリバー・ベアマン(ハース)を抑えて8番グリッドを確保した。ベアマンは今季2度目、4月の日本GP以来となるQ3進出を果たし、9番手を記録した。
フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)は直近7戦中5回目のQ3進出を決めて10番手につけたが、チームメイトのランス・ストロールは17番手でQ1敗退に終わった。
ウィリアムズ、DRS規定違反で失格
アレックス・アルボンは12番手、カルロス・サインツは13番手を記録したが、予選後の公式車検の結果、リアウイングの上部可動エレメント(DRS)が規定上限である「外側両端85mm」を超えて開いていたことが判明。失格処分が下された。
角田、減速強いられながらQ2進出も15番手
Q1で角田は、1セット目の計測終了時点でフェルスタッペンから1.813秒遅れの最下位に位置していた。だが、2セット目の新品タイヤで臨んだ最終アタックでは、マシントラブルにより停止したピエール・ガスリー(アルピーヌ)の黄旗区間で減速を強いられながらも、大幅にタイムを更新。10番手でQ2進出を果たした。フェルスタッペンとの差は0.546秒だった。
この黄旗を遵守していたかどうかについて、角田はガブリエル・ボルトレート(ザウバー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)とともにセッション後にスチュワードの調査を受ける。当該区間では減速しており、区間自己ベストも更新しておらず、その減速量が十分だったかどうかが焦点となりそうだ。
続くQ2では、最終セットで自己ベストを更新できず、15番手で敗退した。フェルスタッペンとの差は0.781秒。ただし、ウィリアムズ勢の失格に伴い14番手に昇格した。初日に課題としていたタイヤのウォームアップに苦戦し、十分なグリップを引き出せなかったことが結果に響いた。
ローソン、修復マシンで奮闘14番手
レーシング・ブルズのメカニック陣は見事な働きを見せた。FP3でクラッシュし損傷したリアム・ローソンのマシンを、Q1開始には間に合わなかったものの懸命に修復し、残り15分の時点でコースへ送り出した。その努力に応えるかのように、ローソンは12番手でQ1を突破し、Q2では角田をわずか0.033秒差で抑えて14番手に食い込んだ。
ボルトレートは16番手でQ1敗退。チームメイトのヒュルケンベルグが11番手を記録したことから、ボルトレートの7戦連続予選勝ち越し記録は途絶えた。
決勝レースは日本時間10月5日(日)21時にフォーメーションラップが開始され、1周4940mのマリーナベイ市街地コースを62周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2025年F1第18戦 シンガポールGP 予選リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:29.928 | 1:29.562 | 1:29.158 | 18 |
| 2 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:30.028 | 1:29.572 | 1:29.340 | 18 |
| 3 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:30.313 | 1:29.813 | 1:29.524 | 20 |
| 4 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:30.036 | 1:29.649 | 1:29.537 | 17 |
| 5 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:29.932 | 1:29.809 | 1:29.586 | 20 |
| 6 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:29.765 | 1:29.936 | 1:29.688 | 20 |
| 7 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:30.370 | 1:29.914 | 1:29.784 | 22 |
| 8 | 6 | ハジャー | レーシングブルズ | 1:30.214 | 1:30.016 | 1:29.846 | 19 |
| 9 | 87 | ベアマン | ハース | 1:30.420 | 1:30.076 | 1:29.868 | 17 |
| 10 | 14 | アロンソ | アストンマーチン | 1:30.745 | 1:30.054 | 1:29.955 | 18 |
| 11 | 27 | ヒュルケンベルグ | ザウバー | 1:30.715 | 1:30.141 | 15 | |
| 12 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:30.681 | 1:30.320 | 14 | |
| 13 | 22 | 角田裕毅 | レッドブル | 1:30.574 | 1:30.353 | 12 | |
| 14 | 5 | ボルトレート | ザウバー | 1:30.820 | 8 | ||
| 15 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:30.949 | 9 | ||
| 16 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:30.982 | 9 | ||
| 17 | 31 | オコン | ハース | 1:30.989 | 6 | ||
| 18 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:31.261 | 8 | ||
| DQ | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:30.202 | 0 | ||
| DQ | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:30.235 | 0 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 30℃ |
| 路面温度 | 35℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1シンガポールGP |
|---|---|
| セッション種別 | 予選 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | マリーナベイ市街地コース |
|---|---|
| 設立 | 2008年 |
| 全長 | 4940m |
| コーナー数 | 19 |
| 周回方向 | 反時計回り |