アーヴィッド・リンブラッド

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人物データ

名前 アーヴィッド・リンブラッド / Arvid Lindblad
国籍 イギリス
出身地 サリー州バージニアウォーター
居住地 イギリス
生年月日 2007年08月08日 / 19歳
身長 173cm
体重 68kg
F1デビュー 2026年
選手権優勝 0回
カーナンバー 41
WEBサイト www.arvidlindblad.co.uk
SNS x instagram

アーヴィッド・リンブラッド(英:Arvid Anand Olof Lindblad)は、サリー州バージニアウォーター出身のレーシング・ドライバー。2026年、唯一のルーキードライバーとしてレーシング・ブルズからF1デビューを果たし、その初陣で8位入賞を果たした。

5歳で初めてカートに乗り、2021年にヘルムート・マルコに見出されて翌年にレッドブル・ジュニア・チームに加入。翌年、イタリアF4選手権でシングルシーターデビューを果たすと、2024年にFIA-F3選手権、2025年にFIA-F2選手権に参戦し、瞬く間に最高峰F1へと駆け上がった。

リンブラッドの昇格スピードは異例だ。F3とF2でそれぞれ1シーズンのみを過ごし、翌年にF1のシートを掴み取った事実は、マルコを含むレッドブル首脳陣が彼の適応力を高く評価している証左だ。

生い立ち:二つのルーツと文武両道の幼少期

スウェーデン人の父ステファンと、インド人の母アニタの間に生まれたリンブラッドは、多様な背景を持つ。父ステファンはモトクロス経験者であり、息子が3歳の時にバイクを与えた。だが、彼が自ら選んだのはカートの道だった。カートでのメカニックは父が務めた。

母アニタは学業を最優先させる方針を掲げていた。そのため、リンブラッドは平日に勉強に励み、週末のみサーキットを走る許可を得るという生活を送った。この規律正しい生活が、冷静な判断力を養う土壌となった。

憧れの存在としてルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの名を挙げ、将来の夢はF1ワールドチャンピオンになることだと公言している。また、1年早くF1デビューしたアンドレア・キミ・アントネッリを、幼少期からのライバルとして挙げている。また、オリバー・ローランドを師と仰ぐ。

ジュニア時代に刻んだ数々の金字塔

シングルシーター初参戦となった2023年には、イタリアF4選手権で6勝、10回の表彰台、2度のポールポジションを記録し、年間3位とルーキー・チャンピオンを獲得した。さらに、同年のマカオやUAEのF4レースでも勝利を収めた。

プレマ・レーシングから参戦した2024年のFIA-F3選手権では、開幕戦バーレーンのスプリントレースにおいて、16歳6か月21日というF3史上最年少優勝記録を樹立。最終的に4勝、5度の表彰台、1回のファステストラップを記録して年間4位という好成績を残した。

勢いは止まらず、2025年にはフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権で全5戦中2勝を挙げ、56ポイント差で自身初のシリーズチャンピオンに輝くと、FIA-F2選手権でもサウジアラビアで史上最年少のF2勝者(17歳243日)となり、その才能が本物であることを証明した。一方で、シーズン全体を通しては浮き沈みが大きく、ランキングは6位にとどまった。

シルバーストン・サーキットでのFIA-F3選手権第7戦でダブル優勝を果たしたアーヴィッド・リンブラッド、2024年7月5日(金)~7日(日)Courtesy Of Red Bull Content Pool

シルバーストン・サーキットでのFIA-F3選手権第7戦でダブル優勝を果たしたアーヴィッド・リンブラッド、2024年7月5日(金)~7日(日)

F1

2022年、14歳の時にレッドブル・ジュニアチームに加入。2024年9月には、ヒューストンで行われたショーランでレッドブルRB8をドライブし、初めてF1マシンを走らせた。2025年2月には、イモラでアルファタウリAT04による初のF1プライベートテストに取り組んだ。

同年6月には、岩佐歩夢とともに同じAT04でイモラにて追加テストを実施。さらに6月には、エランド・ロードでRB7を駆った。

ピットレーンへ向かうアーヴィッド・リンブラッド(レッドブル・レーシング)、2025年7月4日F1イギリスGP フリー走行1(シルバーストン・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ピットレーンへ向かうアーヴィッド・リンブラッド(レッドブル・レーシング)、2025年7月4日F1イギリスGP フリー走行1(シルバーストン・サーキット)

2025年、レッドブルの要請により、リンドブラッドは17歳でFIAスーパーライセンスの発給を認められた。6月には再びイモラでAT04をテストし、イギリスGPではFP1に参加。14番手タイムを記録した。

続くメキシコGPでは、フェルスタッペンに代わってFP1に出走し、6番手をマーク。シーズン最終戦のアブダビGPのFP1では、角田裕毅に代わってRB21をドライブした。

そして、レッドブル・ジュニアチーム出身20人目のF1ドライバーとして、2026年の開幕戦オーストラリアGPでデビューを果すと、マックス・フェルスタッペンやルイス・ハミルトンといったベテランを相手に一切物怖じしない走りを披露。F1デビュー戦で8位入賞という快挙を成し遂げた。

レース後には「チャンスがあれば迷わず突っ込んでいく。誰に対しても引くつもりはないことを、今日は皆に示せたと思う」と語り、豪胆さをアピールした。

主なキャリア

年 シリーズ・概要 出走 優勝 ポール 表彰台 順位
2021 FIA欧州カート選手権
KRモータースポーツ
8 1 1 6 3位
レッドブル・ジュニア・チーム加入
2022 イタリアF4選手権
ヴァン・アーマスフォールト
8 0 0 0 17位
2023 イタリアF4選手権
プレマ・レーシング
21 6 2 10 3位
ユーロ4選手権
プレマ・レーシング
9 1 1 4 4位
F4 UAE選手権
ハイテック・グランプリ
15 1 1 3 5位
F4マカオ・ワールドカップ
SJMセオドア・プレマ・レーシング
1 1 1 1 優勝
2024 FIA-F3選手権
プレマ・レーシング
20 4 0 5 4位
2025 フォーミュラ・リージョナル・オセアニア
M2コンペティション
5 2 – – 優勝
FIA-F2選手権
カンポス・レーシング
27 3 1 5 6位
2026 F1
レーシング・ブルズ
– – – – 参戦予定