
ブラピ主演の映画「F1」メイキング映像初公開―撮影の舞台裏を明かす第一弾
F1第3戦日本GPの初日を迎えた4月4日、2025年6月27日本邦公開予定の映画『F1 / エフワン』のメイキング映像が初公開された。映像では「F1ドライバーズ・ミーティング」において、角田裕毅の姿も確認できる。続編も予定される。
本作は『トップガン マーヴェリック』で知られるジョセフ・コシンスキー監督がメガホンを取り、ハリウッドスターのブラッド・ピットが主演を務める注目作。ワーナー・ブラザース映画が配給する。
ピットが演じるのは、かつてF1で活躍しながらもチャンピオンにはなれなかった元レーサー、サニー・ヘイズ。物語は彼がハビエル・バルデム演じる弱小チームのオーナーに説得され、ルーキーのジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)と組んでF1復帰を果たすところから始まる。映画は、彼らがレース界の巨人たちに挑み、一勝を目指すストーリーとなっている。
最大の特徴は、実際のF1サーキットで撮影されたリアルなレースシーンだ。ピットとイドリスは撮影のために特別に改造されたF2マシンをドライブ。最高速度約290km/hに達するシーンもある。監督のコシンスキーは「このスピード感をフェイクで再現することは不可能だった」と語り、俳優たちが本当にマシンを走らせていることを強調する。
また、撮影に際してはメルセデスAMG F1チームが協力し、映画用に6台のF2マシンを用意した。これらのマシンには特別なカメラが搭載されており、ドライバー視点の迫力ある映像が収められている。
F1のレジェンドであるルイス・ハミルトンも、本作の制作に深く関与。自身の制作会社「Dawn Apollo Films」を通じてプロデューサーとして参加し、映画のリアリティを追求するための助言を行った。ハミルトンは「F1の本当のスピード感や緊張感を観客に届けることが重要だった」と述べている。
映画にはピットやイドリス、バルデムのほか、ケリー・コンドン、トビアス・メンジーズ、サラ・ナイルズ、キム・ボドニア、サムソン・カヨといった実力派俳優陣が出演する。
撮影はシルバーストーン、ラスベガス、アブダビなどF1の実際のサーキットで行われた。撮影スケジュールの関係上、実際のF1レースの前にわずか10~15分の間で撮影を終えなければならず、短時間で緊迫感あふれるシーンを収める必要があったという。
音楽は、『トップガン マーヴェリック』や『ダークナイト』シリーズで知られるハンス・ジマーが手掛けている。コシンスキー監督は「ジマーの作る旋律は、一度聴いたら忘れられない。本作のスコアもファンにとって特別なものになるはずだ」と自信を見せた。