
2025年F1オーストラリアGP《決勝》ハイライト動画:3回のSCと6台リタイヤの劇的開幕戦、最終周の猛追劇
2025年FIA-F1世界選手権の開幕戦となる第1戦オーストラリアGP決勝が現地3月16日に行われ、6台が消える波乱のレースをランド・ノリス(マクラーレン)がポール・トゥ・ウインで締め括くった。
最終周にノリスのDRS圏内に入り猛追したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だったが、0.895秒及ばず2位に留まった。3位表彰台はジョージ・ラッセル(メルセデス)。レース前半こそトップ争いには絡めなかったが、適切なタイヤ戦略で終盤に順位を上げた。
角田裕毅(レーシング・ブルズ)は終盤の雨に際してステイアウトを選択した決断が裏目となり、一時、2番手を走行したが12位に終わった。
決勝:ハイライト動画
雨に見舞われたアルバート・パーク・サーキット。角田のチームメイトであるルーキー、アイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)はフォーメーションラップ中にクラッシュし、この影響でレースは15分遅れで開始された。
その後のオープニングラップでもさらなるアクシデントが発生し、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)が壁に突っ込んだ直後、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)がスピン。早くもセーフティーカー(SC)が導入された。
中盤の34周目にはベテランのフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がクラッシュした。
44周目、2番手を走行していたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は最終セクションのターン12でスピン。約1分間芝に捕まり、惜しくも母国表彰台を逃して9位に終わった。
終盤の豪雨の中ではリアム・ローソン(レッドブル)とガブリエル・ボルトレト(ザウバー)がコントロールを失いクラッシュ。3回目のSCが導入され、レースは残り6周のスプリント勝負となった。