ランド・ノリス（マクラーレン）がジョージ・ラッセル（メルセデス）に0.479秒差をつけ、2024年F1第18戦シンガポールGP予選前の3回目のフリー走行でトップに立った。角田裕毅（RB）は11番手につけた。

ノリスはセッション終盤にソフトタイヤで1分29秒646を叩き出し、マリーナベイ市街地コースでの最速ラップタイム記録を更新した。僚友オスカー・ピアストリはノリスからコンマ8秒遅れの3番手をマークした。

Q3進出は厳しいとの見通しを示していたルイス・ハミルトンも7番手を刻み、メルセデスは状況を好転させたように見えるが、マクラーレンと並ぶ最有力候補と見られたフェラーリは明らかなペースダウンに見舞われた。

FP1トップのシャルル・ルクレールはコンマ9秒遅れの5番手に留まり、僚友カルロス・サインツがその後に続いた。一夜にして何が変わったのだろうか？ ソフトを履いたルクレールは「フィーリングは最悪だし、すごく遅い」と無線で嘆いた。

雲が広がり、気温・路面温度ともに日中としては低めであったが、それでも予選のコンディションとは大きく異なることに注意が必要だ。

レッドブルのハンドリングは改善したようで、マックス・フェルスタッペンは4番手につけたが、それでもノリスからは0.894秒遅れた。初日にチームメイトを上回ったセルジオ・ペレスはトップから1.794秒遅れの15番手に後退した。

初日にトップ5を維持した角田裕毅は、警戒していたウィリアムズの2台とフェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）に先行を許して11番手に後退した。ダニエル・リカルドはチームメイトから0.447秒遅れの17番手でセッションを終えた。

とは言え、角田裕毅から8番手を記録したアレックス・アルボン（ウィリアムズ）まではコンマ15秒と接近しており、後方もまた、15番手ペレスまではコンマ3秒と僅差であり、熾烈なQ3進出争いは避けられず、中団のオーダーは一層、読みにくい。

開始10分を前に、かつてフェルスタッペンが「ゴジラ」と呼んだオオトカゲの一種がコースに侵入したことで一時、赤旗が振られた。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1シンガポールGPの公式予選は、日本時間9月21日(土)22時からマリーナベイ市街地コースにて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第18戦シンガポールGPフリー走行3（FP3）リザルト

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