インダクション・ポッド

インダクションポッド

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インダクションポッド(Induction Pod)とは、マシンのコックピット後方上あたりにある空気取り入れ口のこと。ドライバーの頭上付近に位置しており、エンジンカバー形状に影響を及ぼす。欧米では、エアインテークと呼ばれるのが一般的。

高速走行することで、車体前面から吹き付ける空気を取り込み圧縮する。吸入された空気は内燃機関=エンジン内で燃焼に使われる。インダクション・ポッドの穴の中にはエアフィルターが設置されており、空気中の砂や埃などの異物がエンジン内部に混入するのを防いでいる。

酸素はエンジンの燃焼プロセスにおいて必要不可欠な要素であり、エンジンパワーを左右する。インダクション・ポッドの形状は、エンジンに取り込める空気量を規定する事になる。取り入れ口が小さいとエンジン内へ送り込める空気量が減ってしまいパワーダウンする。とは言え、取り込み空気量が多ければ多いほどパワーアップするわけではない。