ノリスを追いやった?との質問に「道を譲るべきだった」とハミルトン、F1中国スプリントでの首位争いを巡り
ルイス・ハミルトン(メルセデス)はF1第5戦中国GPのスプリントレース開始直後にランド・ノリス(マクラーレン)をコース外に追いやったとの見方を否定した。
7度のF1ワールドチャンピオンはポールシッターのノリスと並び、メルセデス史上、スプリント最上位となる最前列2番グリッドから上海インターナショナル・サーキットでの19周のレースに臨んだ。
好スタートを切ったハミルトンはターン1に向けてノリスと横並びとなり、右ロングコーナーのターン2に進入。ノリスは一歩も引かず、これに食らいついたが、コース外に飛び出し7番手に後退した。
レース後、ライバルを外に追いやろうとしたのか?との質問を受けたハミルトンは、ノリスは自身にポジションを譲って後方に下がり、再度、オーバーテイクの機会をうかがうべきだったとの考えを示した。
「最高のスタートを切って、僕はインサイドラインを取った。彼はアウトサイドラインをキープしようとしていて、僕らは二人ともが限界までプッシュしていた」とハミルトンは振り返った。
「僕はあらゆる手を尽くしてポジションをキープしようとした。最終的に彼は、アウト側の汚れた路面に出てしまい、コントロールを失ったのだと思う」
「少し行き過ぎてしまうと、あそこはグリップがなくなってしまうんだ。彼の顛末はそういう事だと思う」
「あのシナリオなら、彼は素直に道を譲って僕の後ろに停まるべきだった。マクラーレンのクルマはかなり速いから、彼にはおそらく僕を追い抜けるだけのペースがあっただろうからね」
「あの場面で彼は大きくポジションを失ったわけだけど、それがレースだ」