抹消さえなければリカルドは角田裕毅と並びQ3に進んだはず、とRBアラン・パーメイン
RBのレーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは、トラックリミットによるタイムの抹消さえなければ、ダニエル・リカルドは角田裕毅と共に最終ラウンドに駒を進め、チームとしてダブルQ3を達成できたはずだと考えている。
リカルドはF1オーストラリアGP予選Q1の最終ラップで1分17秒466の自己ベストを刻んだものの、ターン5のトラックリミットによりタイムが抹消されたため、18番手でQ1敗退を喫した。
チームメイトの幻の自己ベストを0.11秒上回るタイムを以てQ2に駒を進めた角田裕毅は、メルセデス勢を抑える9番手タイムでQ3進出を果たすと、アストンマーチン勢を打ち破って8番グリッドを持ち帰った。
パーメインはこの日を「ほろ苦い1日」と表現した。
「もちろん、ユーキがQ3に進出した事は本当に嬉しいし興奮している。予選8番手は素晴らしい結果だし、クルマにアップデートを施すためにチームが冬の間を通して続けてきたハードワークの証でもある」
「Q1でユーキと遜色ないパフォーマンスを発揮していただけにダニエルにとっては本当に残念だ」
「僅かにコースを外れた事でラップを失う事になった。もちろんルールはルールだからしょうがないことではあるが、速さを発揮していただけに、彼がユーキと共にQ3に行けなかったと考える理由はない」
2024年F1オーストラリアGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がカルロス・サインツ(フェラーリ)を退けポールポジションを獲得した。
決勝レースは日本時間3月24日(日)13時にフォーメーションラップが開始され、1周5278mのアルバート・パーク・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。