初の予選Q3を喜ぶリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年9月16日(土) F1シンガポールGP(マリーナベイ市街地コース)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

リアム・ローソン、3戦目で初のQ3喜ぶも「もっとやれた」Q2敗退の角田裕毅に寄り添う

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リアム・ローソン(アルファタウリ)は9月16日(土)のF1シンガポールGP予選で10番手を刻み、F1キャリア3戦目にして早くも初のQ3進出を果たして見せた。

予選を終えた21歳のニュージーランド人ドライバーは「Q3に進めたのはもちろん本当に喜ばしい事だけど、パフォーマンスを最大限に引き出せなかった点は検討が必要だ」と振り返った。

「僕の方は最終アタックでグリップがあまり良くなかった。ウォームアップに問題があったんだと思う。加えて最終セクターで酷いトラフィックに見舞われてしまい大変だった」

「Q3に進めた事には満足しているけど、もっと上のグリッドを掴める可能性があった。残念だけど、僕はまだ勉強中だし、まだまだこれからだ」

「予選は上手くいったけど重要なのは明日のレースだ。10番グリッドという良いポジションからスタートすることになるけど、2時間近いチャレンジングなレースになるはずだ」

「クルマから最大限のパフォーマンスを引き出し、自分たちのレースに集中していきたい」

ローソンの予選についてテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「スムーズに、そして順調に進んでいった。それはQ3進出に相応しいものだった。F1での初のQ3を見れて嬉しく思う」と語った。

Q1をトップタイムで通過するなど、力強いパフォーマンスを見せていたにも関わらず、チームメイトの角田裕毅はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の妨害と自身のミスによりQ2でタイムを残せず15番手に留まった。

2019年のユーロフォーミュラ・オープン時代のチームメイトについてローソンは「強力なパッケージと共に上手くやっているように見えただけに、ユーキにとっては残念な結果になってしまった」と寄り添った。


2023年F1シンガポールGP予選ではレッドブルがダブルQ2敗退を喫し、カルロス・サインツ(フェラーリ)が2戦連続のポールポジションを獲得する結果となった。

決勝レースは日本時間9月17日(日)21時にフォーメーションラップが開始され、1周4,940mのマリーナベイ市街地コースを62周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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