ウィリアムズ、FW45にF1通算800戦の特注リバリー…イギリス及びハンガリーGPで記念行事を計画
名門ウィリアムズ・レーシングはF1通算800戦を迎える事を記念して、FW45に特注のスペシャルカラーを施すなど、2023年のイギリスGPとハンガリーGPで様々なイベントやアクティビティを計画している。
英国グローブを本拠とするウィリアムズは当初、シルバーストンで行われる7月の母国レースで祝賀イベントを行う予定であったが、大規模洪水被害を受けエミリア・ロマーニャGPがキャンセルされた事で、800回目のグランプリはハンガリーに持ち越しとなった。
そこで地元ファンのために、ハンガリーだけでなくイギリスGPでも800戦を祝う形を採る事にした。
イギリスGPでは、アレックス・アルボンとローガン・サージェントがドライブするFW45に創設者である故フランク・ウィリアムズ卿に敬意を表す特別なリバリーが施される。またハンガリーGPでは特別なエンブレムが装着される。
スペシャルカラー以外には、ナイジェル・マンセルが1992年にF1チャンピオンに輝いた際の愛機、FW14Bをシルバーストンに持ち込み、ジェンソン・バトンが決勝レース前にデモ走行を行う。
その他にも、イギリスGPの週末に合わせてロンドンのリージェント・ストリートにイベントゾーンを設け、アラン・プロストが1993年にタイトルを獲得した際の「FW15C」を展示するほか、現役ドライバーやバトン、ジェームズ・ヴァウルズ代表に直接会う機会が設けられる。
グランプリ800戦というマイルストーンについてヴァウルズは「驚くべき偉業」であるとした上で、次のように語った。
「46年に渡る歴史の中でウィリアムズは途方もない結果を残してきた。9回のコンストラクターズ選手権制覇、そして7回のドライバーズ選手権制覇を成し遂げた我々は、フェラーリに次いでF1史上2番目に成功したチームである」
「我々は今回、自分たちの象徴的な過去に敬意を表し、輝かしい未来に目を向けるとともに、この祝賀会にすべてのファンを招待したいと思っている」