動画:角田裕毅、全高3mのメガトラック戦でフェルスタッペンと対決!F1オーストリアGP前哨戦の結末は…
F1オーストリアGPを前に角田裕毅(アルファタウリ)が2度のF1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とメガトラックによるオフロードレースで対決した。
舞台に選ばれたのは、レッドブルリンクから45分の距離にあるエルツベルグ鉱山、通称”アイアン・ジャイアント”で、週末に控えたグランプリのウォームアップとして2人は、全高3メートル、全長5メートル、500馬力の超巨大トラックのステアリングを握った。
レッドブルリンクを大雑把に模したコースレイアウトには「カーヤード」「スイミングプール」「ビッグドリフト」という3つのセクションが設けられた。2人にとって、オフロードを走るのは今回が初めてだった。
2023年シーズンのFIA-F1世界選手権を彷彿とさせるように、フェルスタッペンは予選で55秒07を刻み、角田裕毅に3秒差をつけてポールポジションを獲得した。
「父のラリーカーをドライブした事はあるけど、あの時は舗装路面だったし、オフロードを走ったのは今回が初めてなんだ」とフェルスタッペン。
「正直なところ、予選では生き残りを目指して走ったんだけど、本当に楽しかったよ!」
レースは最後列2番グリッドに着いた角田裕毅の圧勝不戦勝?だった。フェルスタッペンはミスファイアに見舞われ、ライバルの背中を遠く眺める他に為す術がなかった。
オフロードでの初陣を勝利で飾った角田裕毅は「スタートが上手くいって、その勢いのまま最後まで走りきりました。残念ながらマックスは失火気味だったみたいで残念でしたね。実は彼のエンジンにちょっと水を入れたんだけど、それは内緒で!」と冗談を飛ばした。
これは「(不)真面目レースシリーズ((Un)Serious Race Series)」と名付けられたアルファタウリとレッドブルがユニークな車両で対決する企画で、角田裕毅は5月のマイアミGPの際にダニエル・リカルドをジェットボートレースで下しており、今季負け無しの2連勝を飾った形だ。