フォーミュラE東京大会、2024年3月初開催決定…ビッグサイト周辺で
東京ビッグサイト周辺を舞台として2024年3月30日(土)にABB FIAフォーミュラE世界選手権の東京大会が開催される事が正式に決定した。国際自動車連盟(FIA)公認の世界選手権が東京で開催されるのはこれが初となる。
FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)は英国現地6月20日(火)、13都市、17レースから構成される2024年シーズン10の暫定カレンダーを承認し、フォーミュラEと連名で東京E-Prixの開催を発表した。
イベント | 開催日時 | ラウンド | 開催地 |
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1 | 1月13日 | 1 | メキシコ・メキシコシティ |
2 | 1月26-27日 | 2&3 | サウジアラビア・ディルイーヤ |
3 | 2月10日 | 4 | TBD |
4 | 2月24日 | 5 | TBD |
5 | 3月16日 | 6 | ブラジル・サンパウロ |
6 | 3月30日 | 7 | 日本・東京 |
7 | 4月13-14日 | 8& 9 | イタリア・ローマ |
8 | 4月27日 | 10 | モナコ・モンテカルロ |
9 | 5月11-12日 | 11&12 | ドイツ・ベルリン |
10 | 5月25日 | 13 | TBD |
11 | 6月8日 | 14 | インドネシア・ジャカルタ |
12 | 6月29日 | 15 | アメリカ・ポートランド |
13 | 7月20-21日 | 16&17 | イギリス・ロンドン |
第7戦東京E-Prixでは11チーム、計22名のトップドライバーが、史上最速、最軽量、最強、高効率の電気レーシングカー「GEN3」のステアリングを握り、東京湾ウォーターフロントにあるコンベンションセンター「東京ビッグサイト」周辺の市街地でレースを戦う事になる。フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは「歴史的な10シーズン目のハイライトになるだろう」と語った。
フォーミュラEは、排気ガスやエンジン音を出さない電気自動車のロードレースとして、世界の主要都市で開催されている。また東京都は、2050年までにCO2排出量を正味ゼロにすることを目指す気候変動対策計画を掲げている。
東京E-Prixの開催決定について小池百合子東京都知事は声明の中で「大変うれしく思っています」とした上で、「この大会は”持続可能な次世代都市”を目指して開発が進む東京湾岸エリアの東京ビッグサイトを中心に開催されます。日本初開催となるこのレースの躍動感を間近で見て、応援しましょう」と語った。
「このレースはゼロ・エミッション車の普及に弾みをつけるだけでなく、東京の魅力を世界に発信することで、東京の国際的な存在感を高める絶好の機会でもあります。東京都は主催者や関係者と力を合わせ、レースの成功に向けて取り組んでいきます」
日本国内で公道レースが開催されるのは、2020年9月20日の「A1市街地グランプリ GOTSU 2020」以来、2例目だが、島根県江津駅前の複合施設「パレットごうつ」を中心とする約778mの特設サーキットで行われた同大会はカートレースで、レーシングカーによる公道レースとしては東京E-Prixが史上初となる。