レッドブルの上司ホーナーの「重圧」見解に反論するセルジオ・ペレス
僚友マックス・フェルスタッペンとの差が大きく開き、タイトルの望みが薄れた事でプレッシャーから「開放される」だろうとする上司クリスチャン・ホーナーの見解を受け、セルジオ・ペレス(レッドブル)は「そうは思わない」と反論した。
33歳のメキシコ人ドライバーは開幕5戦のうちの2戦とアゼルバイジャンでのスプリントを制して自身初のF1ワールドチャンピオン獲得に向けて歩みを進めていたものの、モナコでは無得点、スペインでは4位に留まり、首位フェルスタッペンとの差は53ポイントにまで広がった。
F1カナダGPの開幕を翌日に控えた6月15日(木)のジル・ビルヌーブ・サーキットでペレスは、ホーナーの見解に同意するかと問われると 「そうは思わない」と答えた。
「いつだって最大限の力を発揮して確実に結果を残す必要がある。僕らには素晴らしいマシンがある。シーズン閉幕まで表彰台と勝利をもっと重ねていかなきゃならない」
「リセットして再び臨みたい」
今のペレスに欠けている要素は何なのか?
今年のフェルスタッペンは「酷い週末を1度も過ごしていない」としてペレスは、「それが僕に必要な事だと思う」と指摘し、モナコとスペインでの敗因は予選に失敗したがために「レースでその代償を払う事になった」点にあるとして、「もうこれ以上、悪い週末を過ごすわけにはいかない」と続けた。
「モナコでは本当に酷いミスをしてしまった。あれは完全に僕の責任だけど、バルセロナの予選に関しては、路面がダンプ状態でコンディション的にトリッキーだった」
「今シーズンは既に2、3回、酷い週末があったと思う。これを繰り返さないように高いレベルの一貫性をキープしていかなきゃならない」