Courtesy Of Red Bull Content Pool
フェルスタッペン、NIKEと商標トラブル…衣料ブランド立ち上げで
自身の衣料ブランド「Max 1」の立ち上げを巡り、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が米アパレル大手「NIKE(ナイキ)」との間で商標トラブルに直面していた事が分かった。
チャンピオンの証、カーナンバー「1」を掲げる2度のF1ワールドチャンピオンは2021年12月10日、自身が所有するMavic Sàrl社を通して「Max 1」の商標登録を出願した。
これに対して「Air Max」の商標登録を持つナイキが翌年2月18日に異議申し立てを行い、フェルスタッペンは徹底抗戦の意思を示した。
興味深いのは12月10日という日付だ。これはルイス・ハミルトン(メルセデス)を破って初タイトルを獲得した最終アブダビGPの前々日である。
ベルギー、オランダ、ルクセンブルグの商標および意匠を管轄するベネルクス知的財産庁(BOIP)は2023年2月27日、視覚的及び聴覚的に一定の類似性が認められ、消費者の混乱を招く可能性があるとして、ナイキの異議申し立てを認めた。
これに伴い被服、履物、帽子などを対象とする区分「第25類」への登録は却下され、フェルスタッペンはナイキに対して1,045ユーロ(約14万8,000円)の支払いを命じられた。
ただし広告などを対象とする第35類と教育、娯楽、スポーツ活動などに関する第41類は異議申し立ての対象外であったため登録された。