アルファタウリF1、2023年の若手走行枠は誰の手に?計画明かすトスト。岩佐歩夢は…
スクーデリア・アルファタウリの2023年F1フリー走行出走権を手にするのは誰なのか? 残念ながらフランツ・トスト代表によると、岩佐歩夢の起用は”現時点”で計画されていない。
F1は昨年、スポーティング・レギュレーションを改定し、チームに対してグランプリ出走2戦以下のドライバーを最低年2回、フリー走行で起用する事を義務付けた。
レッドブルの姉妹チーム、若手インキュベーターとしての役割を担うアルファタウリは、F1昇格を目指すレッドブル・ジュニア・チームに所属するいずれかのドライバーを起用する事になる。今季は誰がそのチャンスを掴むのだろうか?
RaceFansによるとトスト代表は「現時点ではリアムとハジャーの両方だ」と語り、TEAM MUGENから2023年シーズンのスーパーフォーミュラに参戦するリアム・ローソンと、今年ハイテックGPからFIA-F2選手権デビューを果たすアイザック・ハジャーが「AT04」をドライブする予定だと説明した。
フランス系アルジェリア人の18歳、ハジャーは昨年のFIA-F3選手権で旋風を巻き起こした期待の若手で、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が岩佐歩夢とならび高い評価を下したドライバーだ。
F2デビューを前にして早くもF1出走が約束されるのは、それだけ期待が大きいという事だろう。レッドブル系チーム首脳陣のみならず、パドックの注目度も高い。
またローソンについてトストは、F1昇格の切符を手にするためにはスーパーフォーミュラで勝つことが重要だと語った。
「彼はそれができると示さなければならない。我々の下でテストに取り組んだ際、彼はそれなりに良い仕事をしていた」
「今日のF1は非常に競争が激しい。故にドライバーは至極プロフェッショナルに生き、多くのトレーニングを重ね、本当に良い形で準備をしなければならない」