ミック・シューマッハ、2023年マクラーレンF1リザーブドライバーを兼任
マクラーレンF1チームは2月1日(水)、メルセデスとの合意に基づき、2023年シーズンのF1リザーブドライバーとして、インディカー王者のアレックス・パロウに加えてミック・シューマッハを起用する事を発表した。
7度のF1チャンピオン、ミハエルを父に持つ23歳のドイツ人ドライバーは出走43戦、計12ポイントを獲得したハースでの2シーズンを経てレギュラー・ドライバーとしての地位を追われ、昨年12月にメルセデスとリザーブ・ドライバー契約を結んだ。
ルイス・ハミルトンあるいはジョージ・ラッセルに不測の事態が生じた場合、代わって2023年型F1マシン「W14」をドライブする事になるが、ランド・ノリスあるいは新人オスカー・ピアストリのどちらかがレース週末に参加できない場合には「MCL37」のステアリングを握る事になる。
メルセデスは近年、パワーユニットの供給先であるアストンマーチン、マクラーレン、ウィリアムズとリザーブ・ドライバーを共有しており、昨年はこの取り決めにより、ニック・デ・フリースがウィリアムズでF1デビューを飾っている。
シューマッハは新シーズンに向け先日、2002年から2006年まで父ミハエルのパフォーマンスエンジニアを努めたアンドレア・ステラ率いるメルセデスの新車「W14」のシート合わせに取り組んだ。
メルセデスは今日と明日の2日間に渡って旧車を使い、仏ポール・リカール・サーキットでピレリタイヤを行う予定で、初日はジョージ・ラッセルがプログラムを担当した。
他方マクラーレンはカタロニア・サーキットに2021年型「MCL35M」を持ち込み、ランド・ノリスにステアリングを握らせた。新車「MCL37」は2月13日にアンベイルされる。