セバスチャン・モントーヤ、父の背中を追ってF1へ…レッドブル若手育成に加入
レッドブルの若手育成プログラム、レッドブル・ジュニア・チームは2023年シーズンに向けて元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤの息子、セバスチャン・モントーヤと契約した。
17歳のコロンビア人ドライバーはキャリア通算7勝、30表彰台、13ポールポジションを獲得した父の軌跡を辿り、リアム・ローソンや岩佐歩夢ら同じジュニアドライバー達とともに最高峰FIA-F1世界選手権でのデビューを目指すことになる。
セバスチャン・モントーヤは1月10日(火)、SNSを通じて「レッドブルの公式ジュニアチームの一員になった事を発表できて嬉しく思う。この一年、僕はこのブランドのアスリートの一員として究極の目標であるF1に向けて共に歩んでいく」とのコメントを発した。
当時8歳だった2013年にカートでキャリアをスタートさせると2017年に渡欧。8年に渡るカートでの下積みを経て、2020年にイタリアF4選手権でシングルシーター・デビューを果たした。
未勝利に終わったルーキーシーズンを経て、翌年もADACフォーミュラ4選手権とイタリアF4に参戦。各々でランキング9位と4位を獲得し、パフォーマンスを大きく引き上げた。
2022年はフォーミュラ・リージョナル・アジア選手権で7位、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権で13位、そしてIMSAスポーツカー選手権のLMP2クラスで13位を獲得。負傷したハンター・イエニーの代役として第8戦ザントフォールトでFIA-F3選手権デビューを果たすと、スプリントレースとフィーチャーレースの両方で8位フィニッシュを飾った。
2023年はハイテックからフォーミュラ・リージョナル・ミドル・イースト選手権に参戦することが決定しているほか、レースシートは未定ながらもFIA-F3選手権にフル参戦する見通しだ。
レッドブル・ジュニア・チームは新シーズンに向けて、FIA-F3選手権ランキング2位のゼイン・マローニー、エンツォ・フィッティパルディ、そしてセバスチャン・モントーヤと、3名を新たに迎え入れている。