Courtesy Of Alfa Romeo Racing
存続危機のF1モナコGP、2025年までの開催が決定!新契約を締結
将来が危ぶまれていたF1モナコGPが、少なくとも2025年までカレンダーに留まる事が決まった。F1は9月20日(火)、モナコ自動車クラブ(ACM)との間で新たな3年契約を締結した事を発表した。
モンテカルロ市街地コースを舞台に行われるF1モナコGPは世界三大レースの一つにも数えられる最も名高いモータースポーツレースの一つで、1950年の第1戦以来、F1世界選手権の花形であり続けてきた。
だが、F1の新たな商業権利者となったリバティ・メディアは、開催権料やテレビ放映権料、トラックサイド広告などの点においてACMが甘受してきた既得権益を問題視。譲歩なき場合は契約解消も辞さないとの構えを見せた。
こうした事からカレンダー存続の危機に立たされたモナコGPだが、ACMは新たな契約内容でF1と合意。2025年までの開催が保証される事となった。
F1のステファノ・ドメニカリCEOは「今回の契約更新に関わったすべての人、特にモナコ公国のアルベール2世殿下、ACM会長のミシェル・ボエリおよび彼が率いるチーム全員に感謝したい」との談話を発表した。
来年のF1モナコGPは伝統的なスケジュール通り、5月28日に決勝レースが行われるが、エミリア・ロマーニャGPとスペインGPに挟まれたトリプルヘッダーの2戦目としての開催となる。