2022年7月23日のF1フランスGP予選後に行われたファンステージに登場したアルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅
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角田裕毅、アプグレAT03苦戦から一転8番手…その転機は? ”一貫性ある走り”を称賛するアルファタウリ

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F1第12戦フランスGP公式予選に挑んだ角田裕毅(アルファタウリ)はアゼルバイジャンGP以来となる今季3回目のQ3進出を果たし、今シーズンのベストタイとなる8番手タイムをマークした。

チームメイトのピエール・ガスリーがQ1敗退を喫する中、角田裕毅は1分33秒394の13番手タイムでQ2に進出すると、1000分の82秒差でダニエル・リカルド(マクラーレン)を下してトップ10ラウンドに駒を進めた。

ポール・リカール・サーキットでアルファタウリAT03を駆る角田裕毅、2022年7月23日F1フランスGP予選Courtesy Of Red Bull Content Pool

ポール・リカール・サーキットでアルファタウリAT03を駆る角田裕毅、2022年7月23日F1フランスGP予選

エンジン交換ペナルティでの最後尾スタートが確定しているカルロス・サインツ(フェラーリ)とケビン・マグヌッセン(ハース)がタイムを計測しなかったため、角田裕毅がQ3で刻んだ1分32秒780の自己ベストは8番手に収まった。

車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは予選での角田裕毅について、初日と比べて「明らかに前進」し、「素晴らしい仕事で以て予選Q3に進み、8番グリッドを獲得してくれた」と称賛した。

「彼はセッションを通して終始、一貫性のあるドライビングを披露した」

特にウィリアムズが顕著であるように、大幅改良を受けたマシンを完璧に操るのは簡単な話ではない。角田裕毅はFP2でアップグレード仕様のAT03を初めて走らせたものの14番手と、適応するのに苦労していた。

だが一夜を経て臨んだFP3ではQ3進出を予感させる10番手を刻んだ。曰く、その転機はマシンバランスに対するアプローチ変更だったと言う。

ポイント獲得の鍵はタイヤ戦略

角田裕毅
予選: 8位 / FP3: 10位

クルマのアップデートを経てQ3に戻ってこれて良かったです。チームとして素晴らしい仕事をして良いポジションを得る事ができました。

望んでいたポジションに戻れて本当に満足していますし、あとは明日のレースで全てを出し切っていきたいと思います。

新しいマシンに適応するのは苦労するだろうと思っていました。実際、FP1とFP2は大変でしたが、エンジニア、メカニック、そしてチーム一丸となって挽回することができました。

マシンバランスに対するアプローチを変えたところ、それがすぐに功を奏しました。今日の結果のターニングポイントになったと思います。

中速コーナーのパフォーマンス向上を目指したアップデートだったのですが、ファクトリーのみんなが頑張ってくれたおかげで、狙い通り達成する事ができました。

ロングランペースでも良いパフォーマンスを発揮できると考えています。タイヤという面でもアップデートが効いていますので。

明日はポイント獲得を狙います。1ストップか2ストップかという戦略が鍵になると思いますが、チームとして正しい判断ができると自信を持っています。


2022年F1フランスGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にセルジオ・ペレスと、後方にレッドブル勢が続く結果となった。

2022年F1フランスグランプリ決勝レースは日本時間7月24日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周5842mのポール・リカール・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。

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